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復活優勝へのリアルエピソード アイドルゴルファー菅沼菜々|HOT GEAR BUZZ TOPICS Ⅲ

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日本女子ツアーの今季、前半戦の勝利で最も象徴的だったのはパナソニックレディース、菅沼菜々プロの復活優勝だろう。
不調で苦しみ抜いた2024年、疑わず信じ続けたクラブの存在・・・
復調に至るまでのリアルなエピソードを語ってくれた。

菅沼菜々
すがぬまなな、2000年2月10日生まれ、東京都出身、あいおいニッセイ同和損保。

いつも支え続けた
縁の下の力持ちたち。

プロ5年目の2023年シーズン、待望だった初優勝を遂げ、続けてすぐに2勝目を挙げた。メルセデスランクは2022年8位、2023年11位。トップシードプレーヤーとして彼女のさらなる躍進を誰もが思い描いたことだろう。しかし2024年は・・・安定を見せたショットが精彩を欠いて絶不調、シードを逃す。
「2024年の不調の原因は、2勝目を挙げてすぐに取り組んだスイング改造にありました。よりパフォーマンスのアップを目指し、トップポジションでのレイドオフ(※トップでクラブが目標方向より左を指す)を目指していました。フェードヒッターの私にとって長く築いてきたスイングのメカニズムは狂ってしまいました」。

2024年シーズン途中に森守洋コーチと契約、見事に今季の復活優勝への道を開いてくれた。
「森さんはすぐに私の間違った取り組みを指摘してくれた。レイドオフなんて必要ないって。調子が良かったあの頃の私本来のスイングへ戻ろうと。インパクトエリアでうまくシャフトを立てられるようになり、ボール操作ができる感覚が戻ってきた。今では2勝したシーズンよりも、さらにいいスイングができていると自負しています」。

筆者が一人のゴルファーとして気になるのは、クラブセッティングに大きな変更がないことだ。復調のきっかけを探して様々なクラブを試さなかったのか。
「私のクラブセッティングは2023年シーズンがベースになっています。『ゼクシオX』のウッド類に替えてすぐに2勝目を挙げられた。だから悪いわけがないし、私はジュニア時代から愛用するダンロップのクラブ、ボールを信じている。ゴルフに確固たるベースがあったからこそ、私は本来のスイングを取り戻せたんだと思います」。

長かったスランプの中でも自称・アイドルゴルファーとしてファンサービスを積極的に取り組んできた菅沼プロ。今季のパナソニックレディースでの3勝目で自他共に認める真のアイドルになった。
「私の活動にいろんな厳しい意見も多々あり、ゴルフの不調とともに苦しんだこともありましたが、私は私らしくいたい!、という思いは変わりません。ずっと応援してくださったファンの皆さんのためにも、“プロっぽくないプロゴルファー”を目指してこれからも頑張ります!」。

オンオフともに応援を欠かさないファン、サポートする家族、スポンサー各社、チームのメンバー、そして信頼できるギア。アイドルゴルファーの今後のさらなる躍進にどれも欠かせない縁の下の力持ちたちだ。

ACE!
ゼクシオエックス

「ゼクシオエックス」ドライバーは、発売される前の2023年10月から使用しています。使い始めてすぐにマスターズGCレディースで2勝目を挙げられた。調子がいい時も悪い時も一緒に歩んでこられたのは、「ゼクシオ」を信頼していたから(菅沼プロ)

ACE!
スリクソン Z-STAR XV

正直私はボールに詳しくはない(笑) でも私のパフォーマンスの支えとなってくれているのが、このボールなのは間違いありません。優勝したパナソニックレディスも、平均250ヤードのドライバーショットでアドバンテージが取れたのは、「XV」のおかげです(菅沼プロ)

写真=Gettyimages

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