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BUZZ TALK Vol.161(菅沼菜々)

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考えすぎちゃわないこと——。
それが私のゴルフにとって最も大切なことだと気づけた1年でした。

2026年号のスタートを飾る顔は、アイドル・菅沼菜々プロ。“自称アイドル”から今では全てのゴルフファンが認めるアイドルゴルファーとして活躍している彼女が全力で走り切った2025年シーズンを振り返る。

――シーズン、お疲れ様でした。そしてパナソニックオープンでの優勝、おめでとうございました。

菅沼 ありがとうございます。2025年シーズンは、QTランキング102位の出場権がない中で、8試合の推薦試合でリランキングに残る・残らないの勝負をかけたスタートでしたが早々に優勝でき、フル出場権を勝ち取れたのが、本当に嬉しかったです。

――優勝された1週間、何か手応えを感じていましたか?

菅沼 前週に出場した「前澤杯」で、いいリズム感に気づけたことが手応えでした。同組の男子選手に迷惑をかけないように、ひたすら早くプレーすることに徹したことで、自分のリズム、そしていいショット感を取り戻せた。翌週のパナソニックレディスでそれを意識して実践したら、いいプレーができて優勝できました。

――2024年はスイング改造に取り組んで陥った不調が、リズムを狂わせていた?
菅沼 その通りだと思います。アドレスから考えすぎて、思うように始動できない日々が続いていました。スイングが悪いと思っていましたが、リズムが悪いんだって気づけました。それで言えば、今季の終盤戦もそう。スイングを考えすぎてしまい、曲がることを恐れてしまって、振れなくなっていた。

――やはりリズムが悪くなっていた?
菅沼 リズムもそうですし、全力でプレーができてなかったですね。そこで思ったんです、“曲がってもいいや!” って。クラブが振れるようになって、ボールも曲がらなくなった。
何事も腹を括ることは大事だなって。TOTOジャパンクラシックはそんな感じでいいプレーができました。

――オフシーズンはどんな取り組みをされますか?
菅沼 私本来の“縦振り”の完成度を追求したい。スイング改造は必要ない、と気づかせてくれた森さん(森守洋さん)と、やるべきことに真摯に取り組みたいです。

――YouTubeチャンネルでも配信されていますが、森コーチとの相性はいいようですね。
菅沼 私は超ポジティブなんですが、森さんも私に負けず超ポジティブで相性はいい。私の意見を尊重してくれた上で、貴重なアドバイスをしてくれる最高のコーチだと思います。

――2026年、さらなるアイドルの躍進が楽しみです。

CLUB SETTING PERFORMANCE(キャリー)

1W:XXIO14+(ダンロップ)、4W&7W:XXIO14+(ダンロップ)、5U:XXIO14+(ダンロップ)、アイアン:SRIXON ZXi5(ダンロップ)、48度:RTZ(ダンロップ)、52&56度:RTX6 ZIPCORE(ダンロップ)、バター:2021 TYNE C(PING)、ボール:SRIXON Z-STAR XV(ダンロップ)

「XXIO14」は凄く飛距離が出るシリーズだなっていうのが第一印象。2025年は従来の「XXIOX」で戦いましたが、今オフで新作のテストを繰り返して、スイッチする予定です(菅沼プロ)

すがぬまなな、2000年2月10日生まれ、東京都出身、あいおいニッセイ同和損保
撮影=高橋淳司、協力=米原ゴルフ俱楽部

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