社会人の始まりはコンピュータに関わる仕事であった。1980年代のことである。LAN・WAN・I/O・CAD・CAM・・・話題のAIも言葉は既に存在していた。文系出身の僕にとって、略された言葉の意味はチンプンカンプン。「略されていない元の形を知っておけ!」と先輩に叱られた。LANはLocal Area Networkであるから、WANはWide Area Networkとなる。用語は互いのイメージを合わせやすいうえに、打合せ時間も短縮させ、発想すら広がる。だから、根っこから覚えておけ!と言うことだ。
若手社員に抜き打ちのテストを行った。全員がゴルフに関わる仕事をしている。常識問題… のハズだった。
「打ったボールがスライスしてOBゾーンに入った。この場合のOBとは何の略?」
「Out of Bounds(領域の外)」である。この言葉は、境界線が勝敗を左右するアメフト、バスケ、テニスなどでも使用される。しかし、「オービー」と略されるのはゴルフだけのようであり、他のスポーツは「アウトオブバウンズ」または、「アウト」と表現される。
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