今月のゴルフ愛 最後の一滴「火伝の書」

「BUZZ GOLF」はフリーペーパーマガジンである。若者の紙離れが語られて久しいが、読むには何処かでもらってこなければならない。マーケティングを語るとき、昨今はSNSが議題の中心となる。直近の事件・事故・スキャンダルに関しては詳しく知るが、過去を振り返るほどに余裕はなく、氾濫する情報に追いたくられて、友人と話をしながらスマホを指で弾く。今日のラウンドでミスをした左足下がりのショットの解決策は文字よりも動画に頼った方が手っ取り早い。「左足下がり 打ち方」で検索すれば6500件ほどの動画がヒットする。情報はアッという間に有象無象となる。

昭和臭漂うこの紙媒体であるが、有り体に申せば、ゴルフ関連メーカーがお金を出して成立するビジネスである。しかし、お金の関係だけで成立はしない。世にプロダクトを発する者は全身に闘志のオーラを纏う。対峙する編集者も闘魂が必要となる。プロダクトを挟んで互いに鎬を削りあう丁々発止が取材という名を借りた戦場で繰り広げられる。飛び散る血と汗の一滴一滴を文字として熾し、「ゴルファーに届け！」と雑誌の形を借りた「火伝の書」が今月も出来上がる。

1月号のXXIO特集では、青木瀬令奈プロに取材をするにあたり、編集長Gは出版社のインターンシップをしながら自身が初めて購入した初代XXIOを含む全モデルをバッグに詰め込んでインタビューに臨んだ。２０年を超える物語を武器に決戦の場に臨んだのである。闘魂は燃え盛るほどに面白味を伴う。そういうものだと思う。真骨頂である。

BUZZ GOLFは、そんな奴らが編んでおります。是非、お手に取り続けてくださいませ。なお、この「火伝の書」は、ジャパンゴルフフェア会場をはじめ、ゴルフ場、ゴルフショップなど、ゴルファーが立ち寄る場所であれば簡単に手に入るようにしております。

新号発刊のタイミングはこちらから（G編集長のインスタ）
（SNS使ってます＾＾）buzzgolf_hensyutyo