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渋野日向子プロが使用するアイアンシャフトの正体|フジクラ「TRAVIL」(後)

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6月17日に開催された「BUZZ GOLFの試打会ver初夏」にて、新作「トラヴィル」の一般試打が解禁された。
当日、イベントに参加してくれたクラブコーディネーター・鹿又芳典さんに早速機能検証をお願いした。

試打者/鹿又芳典
かのまたよしのり、ゴルフショップマジック主宰。ゴルフメディアではクラブコーディネーターとして活躍中。

[ 第一印象 ]
とにかく
振りやすい!
当てやすい!

[ 第二印象 ]
ボールをシャフトが
うまく拾ってくれる!

[ 第三印象 ]
やや低めだった
私のアイアンショットが
高弾道に生まれ変わった!

フジクラのアイアンシャフトはメタルコンポジットテクノロジーの「MCⅠ」(ブラック)以来、約7年振り。さらにラバーコンポジットテクノロジーというゴム素材で打感向上としなり戻りがコントロールされたという新技術のシャフトなだけに試す機会を楽しみにしていました(鹿又)

――「85」の第一印象はいかがですか。
鹿又 切り返しからインパクトまでシャフトレスポンスに滑らかさがあり、とてもタイミングがとりやすくてインパクトの合わせやすさを感じます。先端の剛性感もあり、そのインパクトの合わせやすさが“ずれない”感覚もあって、わかりやすく例えると“当てやすさ”が凄くあるシャフトだなというのが第一印象です。

――弾道の飛び姿がとても穏やかですよね。
鹿又 私はダウンブローが強めに入っていくタイプで、総じて弾道が低めになりがちですが、シャフトがうまくボールを潰さずに拾わせてくれる感覚があり、打ち出しを持ち上げてくれる。いいスピン量も入っているから弾道の飛び様はゆっくり、薄めに当たってもボールの持ち上がり感は変わらない・・・シャフトの許容性と言いますか、補正能力が素晴らしい。フレックス、重量が変わってもその性能は一貫しています。

――試打ヘッドは“飛び系”モデルですが、まるでブレードアイアンを打っているかのような弾道の“ゆっくり感”“安心感”を感じます。
鹿又 “飛び系”に代表される現代型の高機能アイアンはストロングロフト設定(ロフトが少なく設定されている)な分、スピン量は少なめ。だから飛距離に有利なのですが、グリーンに止めるという視点では不利になりがち。「トラヴィル」は打ち出しやスピン量を正しく補正する機能があり、“飛び系”の性能を最大限に発揮させてくれることも期待できます。

シャフト全体が滑らかで
切り返しのタイミングが
取りやすい

試打総評

「トラヴィル」の最大特徴はその落ち着いたシャフト挙動、そして弾道の飛び姿です。カーボンシャフトは飛距離に特化したものなど機能特化型を想像しがちですが、「トラヴィル」は完全に安定型のシャフトだといえます。ボールのスピン量がわかりやすく安定し、縦距離が合わせやすい。また、インパクトゾーンでボールを拾ってくれる補正機能は、私たちアマチュアゴルファーに絶対有利。アイアンショットの精度アップが期待できるシャフトとして、人気の「MCⅠ」同様に高い支持を得ていくのは間違いありません(鹿又)

ラインナップは一般アマチュアから
アスリートまでをカバー


TRAVIL IRON 85
●フレックス/R、S、重量/88g(S)、トルク/2.7、調子/中元


TRAVIL IRON 95
●フレックス/R、S、重量/99g(S)、トルク/2.3、調子/中元


TRAVIL IRON 105
●フレックス/S、X、重量/108g(S)、トルク/2.2、調子/中元


TRAVIL IRON 115
●フレックス/S、X、重量/118g(S)、トルク/2.0、調子/中元

フジクラの複合技術をフルに生かした
TRAVIL

Ⅰ│メタルコンポジットテクノロジー
フジクラ独自の重心調整技術により、振り心地を損なうことなくスチールシャフト同等のバランスを提供

Ⅱ│ラバーコンポジットテクノロジー
ソフトな打感、シャフトのしなり戻りを緻密にコントロールできるゴムを複合し、アイアンショットに必要とされるシャフト挙動を実現。

Ⅲ│カーボン新積層法
補強を用いることなく先端剛性を高め滑らかなEI分布を可能にする積層法を採用。シャフトが粘ることでヘッド操作性と緩やかな入射角を導く。

問い合わせ/藤倉コンポジット株式会社 TEL03-3527-8433

取材協力=ハンズゴルフクラブ

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