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BUZZ GOLF 2021年11月号 発行
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広大な大地に170を超えるゴルフ場が点在する日本屈指のゴルフリゾート地が北海道で、まだプレーしたことのないゴルファーのための旅案内。ナビゲーターは札幌市出身の藤田 光里プロが担当します。
ふじた ひかり、1994年9月26日生まれ、北海道札幌市出身、ゼビオホールディングス所属。
今号で北海道ゴルフ特集のナビゲーターを務めるプロゴルファーの藤田光里です。まず初めにこの特集は8月配布号で企画されていたのですが、新型コロナウィルスによる度重なる緊急事態宣言により、2ヶ月もずれ込んでしまいました。北海道のゴルフを10月に案内するのは正直遅すぎる・・・
でもこの創刊10周年特別号でお伝えしたいことは、北海道ゴルフが最高であることは変わりない事実で、春先から始動する北海道のゴルフシーズン、来年に向けての旅計画にお役立てください。とくにまだ北海道ゴルフ未経験なあなたには必見です!
撮影=田中 宏幸、協力=北海道観光振興機構
北海道には多くのプロトーナメント開催コースがあり、そのどれもが素晴らしいロケーションを誇ります。日本全国を転戦するツアー選手たちも北海道をイチオシにする声も多く、そのクオリティは間違いありません。今特集の初めにピックアップするのは、北海道屈指の名門コース、小樽カントリークラブ新コースです。ゴルフファンの方はニトリレディスゴルフトーナメントの開催場所としてもお馴染みの小樽CCのホスピタリティは、訪れるゴルファーを必ず魅了します。
まず感動的なのはその美しさ。フラットな地形に戦略的に配された樹林と池、そして細部まで行き渡った芝のメンテナンスからは素人目にも高クオリティを体験できます。ただコースの難易度は超一級品、7500ヤードに迫る長距離とセッティングの素晴らしさが、プレーヤーにショット技術とマネジメントを要求します。グリーンのコンディションが素晴らしく、スピードもツアー屈指。石狩湾からの海風が重なるとさらに難易度が増してきます。
シグネチャーホールは16番462ヤードのパー4。飛距離を要求するロングレンジはもちろんですが、グリーンを狙うセカンドショットはグリーン手前の、右池がロングショットの精度と強烈なプレッシャーで立ちはだかります。
「小樽CCは難関で有名ですが、プレーヤーのスキルによってその難易度が様々に変貌するのも特徴です。初〜中級者にとってはフラットなコースがラウンドのしやすさになり、プロや上級者にはとくにグリーンを狙うシーンでショット技術が要求されるのです」(木村支配人)
幅広いゴルファーが、ご自分のゴルフにおいて攻略をフルに楽しめるのが小樽CCの最大の魅力というわけですね。小樽CC新コースはシーズン中、とにかく人気で予約枠が思うように確保できません。北海道ゴルフの際には、早め早めで旅行会社のゴルフ旅プランから予約をお願いします!
写真は2番354ヤード(レギュラーティ)、このホールもグリーン手前の池がショット精度を要求しますし、グリーンの傾斜面が強く難パット必至です。小樽CCのグリーンは屈指の好コンディション、取材日も12.2フィートと超高速グリーンの攻略を満喫しました。
「小樽カントリー倶楽部は小樽・札幌市内から車で約30分と好アクセス、皆様のご来場をお待ちしております」(木村 浩美支配人)
北海道ゴルフの原点を味わえる9ホールが、小樽CC旧コース。誰もが気軽にラウンドできるカジュアルスタイルでゴルファーを歓迎する。薄暮プレーでは手引きカートで歩くことも可能、歴史を感じながらリンクスコースを歩きたいものだ。
レギュラーティからでも462ヤードと距離が長い難関の16番ホールは、ドライバーショットの飛距離とロングショットでグリーンを狙う精度が要求される。グリーン右手前の池越えとなるピン位置では、さらに難易度は増してくる。ニトリレディス予選ラウンドでは500ヤード・パー5で使用された。ちなみに平均スコア80前半の取材班は見事にダボ(泣)。
北海道ゴルフは3月下旬からオープンし、11月下旬まで楽しむことができます。4月はまだ肌寒く、10月になれば冬の訪れを感じさせ、ともに10度以下になるため、北海道ゴルフ旅行の旬は5月から10月までが旬だと言えます。季節に応じて適切な服装が異なってくるため、気をつけてください。
北海道ゴルフが他県と違うスタイルは、午前・午後とそれぞれの部に分かれてスループレーでラウンドできること。1日の時間を有効に使い、初日の午後プレーから、最終日の午前プレーまで、フルにゴルフを楽しんで行ってほしい!ぜひ2泊3ラウンドのゴルフ旅行をプランしてください。
北海道では2021年男女レギュラーツアーで5試合が開催されました。先のページでご紹介した小樽カントリー倶楽部を始め、どのコースも戦略的。ツアーをフラッシュバックしながらラウンドするトーナメントコースを楽しんだ後、カジュアルコースで締めるのがおすすめ。最後にいいスコアでラウンドしていい思い出作りができれば旅は大満足です。
国内に数ヵ所しかないオールベント芝コースや、世界のメジャー開催コースの華やかさとタフさを兼ね備え、設計者である青木功プロが集大成と語る超一流コースです。
ザ・ノースカントリークラブ
[18H・7093Y・PAR72]
北海道千歳市蘭越26番地
TEL.0123-27-2121
車でのアクセス
●札幌市内から約60分
●新千歳空港から約15分
2015年よりニトリレディス開催コースとしてお馴染みの北の名門・小樽CCは、過去に日本オープンやサン・クロレラクラシックなど様々なトーナメントが開催されてきました。国内でもトップ3に入るハイコースレートと、国内屈指のクオリティをお楽しみください。
小樽カントリー倶楽部
[18H・7467Y・PAR72]
北海道小樽市銭函3-73
TEL.0134-62-5051
車でのアクセス
●札幌市内から約30分
●新千歳空港から約60分
名匠ロバート・トレント・ジョーンズJr設計の18ホールは、プレーヤーの技術と勇気が試される戦略性の高い美しいコースです。過去にはニトリレディスも開催しました。練習場のクオリティも高く、ゴルフの腕を磨く1日を満喫できます。ちなみに私は桂GCの特製味噌ラーメンが大好き!
桂ゴルフ倶楽部
[18H・7116Y・PAR72]
北海道苫小牧市植苗577-1
TEL.0144-57-5757
車でのアクセス
●札幌市内から約60分
●新千歳空港から約15分
ANAオープンの開催コースとして、これまで幾度も名勝負を演出してきたのが、北の名門・札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースですよね。多くのゴルフファンを魅了する名匠・井上 誠一氏設計コースだけに、ゴルフ人生の1ページに必ず残しておきたい!
札幌ゴルフ倶楽部輪厚コース
[18H・7063Y・PAR72]
北海道北広島市輪厚77
TEL.011-376-2231
車でのアクセス
●札幌市内から約30分
●新千歳空港から約40分
トーナメント開催コースとしては唯一、札幌市内に立地するのが滝のカントリークラブです。道内のゴルファーに人気の滝のCCですが、大東建託・いい部屋ネットレディス開催で一気に認知度も全国区に。中コース・5番、600ヤードの名物ロングホールの攻略をお楽しみください!
滝のカントリークラブ
[27H・10335Y・PAR108]
北海道札幌市南区滝野213番地
TEL.011-591-5361
車でのアクセス
●札幌市内から約40分
●新千歳空港から約60分
はくちょう、せきれい、おしどりとそれぞれに個性ある全27ホールは、何度プレーしても飽きません。新千歳空港からすぐの好立地で、旅のプランに組み込みやすいチャンピオンコースです。
千歳空港カントリークラブ
[27H・10457Y・PAR108]
北海道苫小牧市植苗291番地
TEL.0144-58-2011
車でのアクセス
●札幌市内から約60分
●新千歳空港から約15分
ウォーターハザードが効いた水コース、壮大なスケールの光コース、自然の地形が生きた風コースと、上級者から初心者までがそれぞれの技量に合わせて楽しむことができる27ホールです。
ユニ東武ゴルフクラブ
[27H・10195Y・PAR108]
北海道夕張郡由仁町山形132番地
TEL.0123-83-3400
車でのアクセス
●札幌市内から約50分
●新千歳空港から約35分
数々のツアーの舞台となったハイクラスの南コース、GPSカートナビによるセルフプレーの西コース、7000ヤードを超える長距離のアスリートコースの東コースと、趣向に合わせた3コースが楽しめるのが特徴です。
苫小牧ゴルフリゾート72エミナゴルフクラブ
[54H・20780Y・PAR216]
北海道苫小牧市植苗341
TEL.0144-55-5545
車でのアクセス
●札幌市内から約60分
●新千歳空港から約20分
[旅行代金に含まれるもの]
エアー代、宿泊代、ゴルフ代(グリーンフィ)、国内旅客施設使用料
[旅行代金に含まれないもの]
ゴルフ(利用税など諸経費、カートフィ、2バッグ割増料金、キャディフィ、昼食代)※小樽CCは2バッグでのプレー不可
●東京(羽田空港)発/旅行代金:46,620円〜137,120円
※日本航空利用
●大阪(関空)発/旅行代金:54,830円〜108,310円
※ピーチ・アビエーション利用
【出発地】東京(羽田空港)・大阪(関空)
【利用交通機関】東京・大阪ともに飛行機
【利用ホテル】札幌市内指定ホテル
【添乗員】なし
【食事】ナシ
●問い合わせ/株式会社阪急交通社
2022年の北海道ゴルフパックは、2022年1月頃の発売を予定。
※旅行代金、航空会社等、手配内容の一部が変更となる場合がございます。
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