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N.S.PRO モーダス3新製品特集「新アイアンの不思議な共通点!? “115”って何ですか?」

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“115”って何ですか?

新製品の秋、今年は様々なアイアンが発売されたが、ある一部のモデルに共通して不明なスペックが見られる。

シャフト/MODUS3 TOUR115

何これ?聞いたことがないプロダクトだ・・・。

この謎のプロダクトに迫るべく急遽会談をセッティング。
N.S.PROをこよなく愛すQPこと関 雅史プロとMr.N.S.PROこと日本シャフトの企画部・栗原 一郎氏で「115」について語り合ってもらった。

「レッツゴーQP」「日本シャフトチャンネル」、YouTubeチャンネルのコラボ動画で共演する息のあった2人の濃い〜話をどうぞ。

日本シャフト(株)栗原 一郎さん(左)
プロダクトの企画から広報まで担当するMr.N.S.PRO。
関雅史プロ(右)
言わずと知れたギアご意見番。


撮影=高橋 淳司、田中 宏幸、取材協力=ゴルフフィールズ

5モデルが先行採用したモーダスのど真ん中「115」

QP 2020年、一足先に限定で発売された「115」だけど、もう発売になったんですか?
栗原 いえ、正式発売は2022年に予定していますが、タイトリスト、ピン、ミズノ、そしてオノフの4メーカー、5モデルのみに先行採用されました。
QP なるほど!発売がいつになるか、ずっと注目され続けてきた「115」だけど、各社人気モデルでのみ先行発売という異例のデビューというわけですね。だけどメーカーリリースがされていないからシャフト自体の情報がないってわけね。
栗原 はい、まだ日本シャフトからは発信していません。簡単に説明しますと、「モーダス」が登場して年超、「120」、「130」、「125」、「105」と4つのプロダクトが登場しましたが、重量的にも性能的にもど真ん中を行くシャフトを目指したのが「115」です。
QP 納得です。この年の月日でアイアン自体の仕様が変わってきた中(とくにロフト)、シャフトのスタンダードも変わって当然。かつてアスリートをターゲットにしたスチールは130グラム台がベーシックでしたが、技術の進化により110グラムまで軽量化しながらパフォーマンスが出せることで、振り抜きの良さや安定感を際立てることができた。打ち応えにもプロが納得する重厚感があって掛け値なしにいいシャフトだと思います。
栗原 「115」が先行採用された新作はどれもアスリートテイストの強いモデルでヘッド挙動が素直なモデルだけに「115」の新機能をより感じていただけると思います。
QP 手元側から中間にかけてうまくしなり、高い先端剛性をコントロールしていけるから弾道操作も容易。フェースローテーションを使わない現代型スイングとの相性もよく、若い世代のアスリートにもどんどん試して欲しい。
栗原 「115」がモーダスシリーズのど真ん中であることは間違いなく、多くのゴルファーに満足いただけると自負しています。フィッティングという概念では、さらにしなり方のフィーリングや重量感の要望があれば、これまでの特徴ある4モデルが見事にその要望を満たすことができるはずです。
QP 聞くと、日本オープン覇者もこの「115」でモーダスにチェンジしたとのこと。まさにモーダスデビューとして「115」はこれ以上ないシャフトです。

「115」が新登場で完成したモーダスパフォーマンス相関図

Titleist T100 × N.S.PRO MODUS3 TOUR115

より精密なキャリーディスタンスを実現するためのベストマッチ

タイトリストのTシリーズは、打感であったり、ヘッドの抜けであったり、狙い通りに飛ばせる精度だったり、その全てがスコアリングパフォーマンスを追求し続けるプロダクトであり、そこにはアイアンというクラブの完成度において究極があると思います。

「T100」はツアーNo.1たる機能を感じることができます。「MB「」CB」といったコンベンショナルモデルと変わらない雑味のなさの中にも、このアイアンがターゲットとするプロやアスリート上級者が感じることができる最低限の許容性があり、だからシビアな中にも打ちやすさを感じることができると思うんです。

「モーダス115」の素直な挙動は、「T100」の全ての機能をゴルファーが感じ、またゴルファーが打ちたい弾道の意図をヘッドコントロールで伝えられるベストマッチ。距離精度が必ず高まるはずです。

T100・S

「T100」と同じ打ち応えや操作性のまま、飛距離が出せるモデル。ボールの初速感が弾道の高さに発揮でき、しっかりグリーンに止められるボールが打てるツアーディスタンスアイアンは、「115」とのマッチングでそのパフォーマンスをフルに体感できます。

SPEC
●ロフト/34度(#7)
●重量/約432g(#7)
●税込価格/5本セット:132,000円(#6〜#9、P)、単品:(#3、#4、#5、50度):26,400円

Mizuno Pro 223 × N.S.PRO MODUS3 TOUR115

極上打感から弾き出す弾道にスピンをもたらす

「ミズノプロ」といえば、誰もが“打感”を想像するはずです。独自の一体成型鍛造がもたらす“極上打感”は、ゴルファーにフィーリングからボールの操作性の向上をもたらします。そんなこだわりの中で新たに高強度のクロムモリブデン鋼を採用し、フェースの薄肉化で初速が向上。硬くなった素材をものともしない“極上打感”が健在なのもミズノのこだわりが発揮されていると感じます。

ロフトなりに打ちたい距離を打っていけるヘッド性能ですが、若干弾き感の強さから弾道が強いのが特徴。「モーダス115」とマッチングさせることで、ヘッドコントロールが容易になり、しっかりダウンブローに入れていけることで、ボールにスピンを入れられる弾道操作性が際立ちます。狙ったエリアにボールを止める、そういった目的が実現できる、いい組み合わせです。

SPEC
●ロフト/32度(#7)
●重量/約433g(#7)
●税込価格/6本セット:138,600円(#5〜#9、P) ※10/15発売

ONOFF FORGED IRON KURO × N.S.PRO MODUS3 TOUR115

中空構造の許容性を強調できる115の高い先端剛性

前モデルより中空構造のフォージドアイアンで展開されている「KURO」の新作は、トータルバランスが非常に優れています。中空構造ならではと言えるボールの上がりやすさ、初速感による直進性に優れながらも、曲げて打てる弾道コントロールもできる、アスリートが求めるオートマチックさの限界値を「KURO」から体感できるような感じがします。

「KURO」のヘッドの魅力である許容性をさらに強調しているのが「モーダス115」の先端剛性の高さです。タイミングよく切り返してスパッとやさしいヘッドでボールを弾き飛ばす感覚が打っていてとても気持ちいい。「KURO」の軽快な打ち応えが証明するように「115」は重心が深いタイプのヘッドにもマッチングがいい。癖のない「115」のシャフト挙動はゴルファーやヘッドを選ぶことがありません。

SPEC
●ロフト/32度(#7)
●重量/430g(#7)
●税込価格/5本セット:110,000円(#6〜#9、P)、単品:(#4、#5):22,000円

PING i59 × N.S.PRO MODUS3 TOUR115

プレーヤーの意図を表現する115、意図を弾道で表現するi59

ヘッドが小ぶりでシャープ、その様相は完全にマッスルバックの「i」ですが、打てばほどよい弾道の直進性から、PINGの主張を感じます。これだけコンパクトなヘッドの中にもアルミ・コア・インサートが内蔵され、さらにネックの長さとトゥ側ウェイトによるトゥヒールへの周辺重量配分による慣性モーメント確保など、マッスルバックのヘッドボリュームの中で最大限にやさしさを追求しようというのがわかります。

こういったヘッドには素直にプレーヤーの意図を伝えられるシャフトがいい、「115」の挙動は図ったかのようにベストマッチ。バウンスが強めなソール性能をフルに生かすためにも、シャープかつダウンブローで打ち込んでいけるアスリートが選ぶべきマッチングであると私は感じました。

SPEC
●ロフト/34度(#7)
●重量/431g(#7)
●税込価格/1本:38,500円

MUDUS3 TOUR115の問い合わせは/日本シャフト株式会社 support@nipponshaft.co.jp

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