ゴルフシューズにBOA®フィットシステムが搭載されてから約20年。
ゴルファーにとってすっかりお馴染みのテクノロジーになったが、
実際多くのゴルファーは履きやすいためだけの機能だと思っているのでは?
BOA®の進化はその先のパフォーマンスに到達していた。
構成・文=野中真一 撮影=山上忠
取材協力=ゴルフ5フラッグシップストア新宿店(Alpen TOKYO)
すぎやま・みほ、
1989年2月3日生まれ。
2019年にドラコン日本選手権で優勝して、世界大会に出場。
ドラコン最長飛距離325ヤードを誇る人気ドラコンプロ。
今、最も話題のゴルフシューズといえばアディダスの「コードカオス27」だ。ゴルフ5フラッグシップストア新宿店(Alpen TOKYO)の山田菜摘さんに取材すると、「当店でも大人気です。『コードカオス27』にはBOA®タイプとシューレース(紐)がありますが、売上げの7割以上がBOA®です」。
なぜBOA®の方が人気なのか?約4000円も高いのに。
「2タイプを履き比べた上でBOA®を選ばれる方が多い。ゴルフシューズではBOA®とシューレースで明らかに性能が違います」。
同じシューズなのにそれほど違うのか? ドラコンプロの杉山美帆に「コードカオス27」のBOA®とシューレースを履き比べてもらった。
「びっくりするくらい履き心地やフィット感が違います。BOA®の方はラップのように足全体を包み込むようにホールドしてくれるので足がズレません。それでも窮屈な感じがしない。足指のところには適度なスペースがあるので指で地面をギュッと噛んでくれます」。
実際にドライバーを打ってもらうとBOA®の方がヘッドスピードは約1.2 m/s速かった。
「グリップ力が高くて、踏み込んだときに地面を強く踏める。それがスピードにつながったと思います。傾斜地にも強そうなシューズです」。
BOA®とシューレースを比較すると構造に応じてソールもミッドソールもヒールもアッパー素材も違っていた。
その違いについて杉山プロは、「車でいえばオートマ車とマニュアル車、ドライバーだと『MAX』と『LST』みたいな違いだと思います。オートマチックに飛ばせるのは絶対にBOA®。BOA®のレースは伸縮しないからホールド感が満遍ない。逆にシューレースは時間をかけてマニュアル的な調整が必要で難解。両者の違いは歴然です」。
約20年前、ゴルフシューズにBOA®が登場したときは単純に利便性の違いが注目された。それが今ではBOA®の特性を生かした素材、設計をシューズメーカーが研究し、BOA®はシューズのパフォーマンスを高めるために必要なテクノロジーとなった。
事実、杉山プロはBOA®のほうがヘッドスピードもボールスピードも速く、そして飛距離も伸びていた。
ゴルフ5フラッグシップストア 新宿店(Alpen TOKYO) 山田菜摘さん
「競技ゴルファーはもちろんですけど、初めてゴルフをやる人や女性にこそオートマチックに性能を発揮するBOA®がオススメです」(杉山)
BOA®タイプの表面素材は防水&耐久性に優れたマイクロファイバーレザーを使用。
BOA®タイプの方がヒールに高さがあり、ヒールポケットもやや深め。
カカト側のミッドソールにあるアクシスロックはBOA®タイプの方がサイズが大きい。
BOA®タイプのアウトソール(写真左)は少し硬めで、食いつく感触が強い。
BOA®に関するお問い合わせ/BOA Technology Japan株式会社 BOAFit.com
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