PGAツアーで躍進している大型プレーヤーがいる。
クリス・ゴッターアップ、今季2勝で年間王者を狙う。
この26歳の若者の超絶パフォーマンスをPGA解説者・佐渡充高氏と語り合う。
[ 世界ランク10位(3月22日現在) ]
クリス・ゴッターアップ、
1999年7月20日生まれ、メリーランド州イーストン出身、2022年プロ転向。
好きな言葉は、“Under Promise,Over Deliver(約束は控えめに、結果はそれ以上に)”
――佐渡さんも推している大型プレーヤーが、クリス・ゴッターアップ(26)です。
佐渡 ゴッターアップの快進撃は昨年7月のスコティッシュオープンからスタート。最終日、最終組で熱狂的声援を受ける世界ランク2位のローリー・マキロイと激突。当時のマキロイはマスターズで史上6人目のキャリアグランドスラムを達成したばかりのトップであり、しかも完全アウェイの状況にもかかわらず下剋上を達成してツアー2勝目を飾ったんだ。この勝利で翌週「全英オープン」へ初出場を果たしただけでなく、単独3位となりメジャーでも脚光を浴びた。
――ゴッターアップはマキロイに強いイメージがあります。
佐渡 そうだよね。今年2月TGL(屋内ハイテクリーグ)で再びマキロイと直接対決したよね。驚異の374ヤードとリーグ最長飛距離を記録するなどで、またもマキロイを撃破。翌週のフェニックス・オープンではマスターズ含め通算11勝の松山英樹とのプレーオフを制して世界ランク5位へ急浮上(3月22日現在10位)。まさに、PGAツアーに26歳のジャイアント・キラー爆誕! 現在3シーズン連続優勝、今季は2月までに2勝とロケットスタートしているんだ。今後はメジャー大会などでも要注目選手の筆頭だね。
――アマチュア時代から注目されていたのですか?
佐渡 もちろん! 彼は1999年米国東部メリーランド州生まれ、パブリックアイビーと言われるラトガーズ大学からオクラホマ大学へ転校し、22年6月全米オープン出場後にプロ転向。父モーテンはNJ州ゴルフ協会主催の大会で5勝。ラクロス一家で妹アンナも海軍士官学校で記録更新する腕前。ゴッターアップ自身もラクロスで鍛え上げたボディ回転の爆発力を生かした飛距離を武器に数々のアマタイトル獲得。22年には学生最高賞のハスキンス賞とニクラス賞を同年受賞というフィル・ミケルソンやタイガー・ウッズに並ぶ快挙を達成しているんだ。23年からPGAツアーに参加し、今季フル参戦3シーズン目でキャリア4勝、まさにこれからトップ戦線を牽引する大型プレーヤーの筆頭だというのは間違いないね。
クリス・ゴッターアップは2月のフェニックスオープンで松山英樹とのプレーオフを制して今季2勝目、ジャイアントキラーが爆誕した。
解説文
佐渡充高
さどみつたか、PGAツアー解説者。USPGAツアーの全てを把握するゴルフジャーナリスト。1991年から同ツアーの解説に携わり、現在もU-NEXT、ゴルフネットワークで解説を担当する。
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