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初心ならぬ初新忘れるべからず!|4限目 プロとアマの決定的な違い「クラブの運動量」

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スイング理論は様々な進化を遂げてきた。
成熟した理論、今のスタンダードは何か?
初心ならぬスイングの核心、新たなスタンダードを知りたい。

講義 阿河徹
あがとおる、1976年生まれ。多くのツアープレーヤーをサポートしながら、アマチュアゴルファーの上達にも貢献する。現在は朝日大学・体育会ゴルフ部のコーチも担当。

これまで
[3限目の復習]
クラブは開いて閉じるものという原則のもと、その方法や考え方を学んできました。

4限目
プロとアマの決定的な違い
「クラブの運動量」

私はこれまで約25年のティーチング活動で、プロ&アマ延べ3万人のゴルファーのレッスンに関わってきました。この長い期間、大きく変わったドライバーの体積、それに伴ったスイング理論の変化など変遷がありますが、結局過去からやるべきことは変わっていない。クラブを最大限スピードアップさせるための基本的な動作に変化はありません。

ではプロゴルファーとアマチュアゴルファーのスイングの決定的な違いは何か、それはクラブの運動量です。飛距離が出るプロはとにかくクラブの運動量が多い。クラブを躊躇することなくリリース・ローテーションさせてスピードアップさせています。対してアマチュアゴルファーはリリースが圧倒的に少ない。初級者、上級者に関わらずクラブを動かせていません。プロ、アマ、両者の出力の差は、体力だけでなく巧みなクラブの使い方に確実な差があります。もちろんクラブの運動量が巧みでなくてもゴルフ自体はできる、でもせっかく上達を目指すなら、“プロ属性”のクラブ使いをマスターしたいものです。

フォローサイドでのリリース、ローテーションの量、つまりクラブの運動量が全く異なる

※両スイングの模範は阿河コーチの動画資料から抜粋。

開いて、閉じる、ローテーションを最大限活かすためには、スクエアグリップが最適です。

撮影=田中宏幸
取材協力=井山ゴルフ練習場

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