――2024年、まずはプロテスト合格おめでとうございました。
青木 ありがとうございます。6度目の挑戦でした。LPGAプロテストに合格しないと前に進んでいけないというプレッシャーがあった中、やっと安心を感じられています。1打1打の緊張感が鮮明で、まだ忘れられません。
――合格できた大きな理由はどこにありますか?
青木 昨年は一念発起、地元・宮崎を離れて上京しました。目的は弱点だったパターを克服すること。それまで習ったことがなく我流だったパッティングに基礎と自信を与えてくれたのがパッティングコーチの橋本真和さんです。そしてマイナビネクストヒロインゴルフツアーなど試合に積極的にチャレンジすること。マイナビツアーでは年間女王も獲得でき、自信になりました。
――努力が実った順風満帆な1年でしたね。今季のスケジュールは?
青木 ステップアップツアーが主戦場ですが、レギュラーツアーは2戦目「Vポイント×SMBCレディス」、地元で開催される3戦目「アクサレディス」、そして5月には「リゾートトラストレディス」の推薦をいただきました。上位で戦って理想的にはリランキングに入っていけるよう頑張りたいです。
――2000年生まれ、ってことは凄いメンバーがいるプラチナ世代ですね。
青木 私が真剣にゴルフを始めたのは中学3年生でしたから、当時からトップで活躍していた選手たちは雲の上の存在。やっと一緒のフィールドで戦える、といった実感しかありません。
――好きな選手はネリー・コルダ選手、河本結選手。
青木 ネリー選手は、プレーはもちろん佇まいがカッコいい。結さんはゴルフに対する考え方やファンに対する対応、そして笑顔が素敵です。
――河本選手同様、キャロウェイの看板プレーヤーになっていきますね。
青木 アマ時代からファンだっただけに、そうなれれば嬉しい。2024年の半ばからサポートをいただいていますが、今使用しているクラブのほとんどは未だ自分で購入したものばかり、プロテストにも合格した思い入れある自信のクラブで2025年に挑みます。
――青木プロは積極的にYouTubeチャンネルにも出演して、すでに人気がある選手ですよね。
青木 いえいえ、とんでもないです。でもメディアには積極的に出たい。性格がおっちょこちょいで、もうそろそろ年相応の落ち着きがほしいですが、そんなところも含めて私のプレーを見ていただければ嬉しく思います。
1W:ELYTE♢♢♢(キャロウェイ)、3W:PARADYM Ai SMOKE(キャロウェイ)、5W:PARADYM(キャロウェイ)、4U:Mizuno Pro FLI-HI(ミズノ)、アイアン:APEX(キャロウェイ)、48、52度:JAWS RAW(キャロウェイ)、58度:OPUS(キャロウェイ)、ボール:CHROME TOUR X(キャロウェイ)
私はショートアイアンが得意。ミドルホールで使う機会も多いし、ピンにピタッと絡んだ時の気持ちよさがたまらない!
あおきかなこ、2000年4月11日生まれ、宮崎県宮崎市出身、フリー
撮影=高橋淳司、取材協力=キャロウェイゴルフ
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