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天才努力家 青木瀬令奈から学ぶスポ根魂!|現状維持は後退と一緒だから。

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今季飛距離が20ヤードアップ、
青木瀬令奈の進化は止まらない

とある取材撮影中、大西翔太コーチが私にこう語る。

「今季、青木プロの飛距離が凄いんです。私がキャディで帯同する感覚では20ヤードぐらいは楽に伸びています」。

その場で青木瀬令奈プロの直近(ブリヂストンレディス)の試合のスタッツを確認する。平均飛距離241•25ヤード、確かに飛んでいる。小柄な青木プロは精度で戦うプレーヤー。フェアウェイを捉えるドライバー、どの番手でもショートサイドを狙っていける精度、簡単に寄せるように見えるアプローチの技術、そしてツアー1位のパッティング。そんなパフォーマンスに飛距離が加わると・・・ 偉いことになる。大西コーチに理由を聞く。

「昨オフからトレーナーの斎藤大介さんとともにフィジカルアップに取り組んでいる結果が確実に実っています。毎週トーナメントが終わった翌日に、休みなくトレーニングに励んでいますよ」。

そう聞き、青木プロがトレーニングに取り組む現場へ伺う。ご本人に話を聞くことができた。

「確かに今季はゴルフ人生で一番飛んでいると実感します。私自身も一緒にプレーする選手たちも、私の飛距離に驚いてくれています。実戦を通して伸びた飛距離とようやく馴染めてきた感触もあります」。

そして斎藤トレーナーとともに、今日も90分間で様々なトレーニングに取り組む。

「明日はしっかり筋肉痛が来ます。だから練習ラウンドは正直いつもボロボロ(笑)。プロアマで筋肉痛がようやくほぐれてきて、試合から全開にいける感じが昨季からのフォーマットになっていますね」。

青木プロの哲学は“現状維持は後退と一緒”という。なぜこれほど没頭できるのか、目指すところはどこにあるのか。飛距離アップできたメカニズムとともに答えは49ページから。ゴルフに関わらず、日常で私たちがプロとして活動しているビジネスシーンにきっと参考になるはずだ。

青木瀬令奈

あおきせれな
1993年2月8日生まれ
群馬県出身
リシャール・ミル所属

斎藤大介トレーナー

ゴルフ専門のトレーナーとして活躍中。数々の勝利に貢献している。

撮影=高橋淳司
レポート=編集長G
取材協力=越谷ゴルフリンクスプライベートスタジオ

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