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誤解なくお伝えしたい!カーボンフェースは圧倒的に“軽い”から圧倒的に“速い”のだ!

ギア, 特集

真っ赤なカーボンフェースを採用し、ゴルフ界に衝撃的インパクトを与えた「ステルス」。
私たちはこの時代に生きとし生けるゴルファーとして素材進化が起こす革新についていかねばならない。

Point1
カーボンフェースの
ボール初速の発生方法は
チタンと全く異なる

1979年、テーラーメイドが世界で初めてメタルウッドを生み出し、1990年代から台頭したチタンが約30年に渡り“素材政権”を握ってきた。チタンのボール初速の源はフェース面の反発力が肝となる。各メーカーはルール内で反発力を高め反発エリアを拡げることを現在進行形で継続している。その流れに進化の限界を見定めたのがメタルウッドを創始したテーラーメイド、革新的カーボンフェースを搭載した「ステルス」の誕生である。

「フェースの反発値は固定されたヘッド(フェース面)に金属球をぶつけ、その接触時間の値で検出されます。ただショットの際、実際に動いているのはヘッド。テーラーメイドは反発力の概念に囚われず、動くヘッドが止まっているボールに対して、これまでになし得なかったエネルギー伝達効率を向上させることに注目。そのために必要だった素材がカーボンフェースでした」(テーラーメイド・柴崎 高賜さん)

「ステルス」の威力は抜群、驚異的に飛んだ。新作「ステルス2」は圧倒的な寛容性が加わり、全ゴルファーが飛びを享受できる完成度を極めた。ただ・・・私たちはその技術に違和感がある。チタンのような高い打球音、弾き感を感じないのに飛ぶのはなぜ? 長い間、チタンで育ってきた我らチタンチルドレンは、カーボンフェースが生み出す新たな飛びの世界に追い付かなければならない。

Point2
フェースとボディの
比重差が生み出す
エネルギー伝達効率

素材革新における違和感はあって然るもの、それだけカーボンウッドは前進しているのだ。これまでの概念では推し量れない最新技術のメカニズムを正しい知識としてアップデートすることが私たち自身の進化にも繋がるのである。

まずカーボンフェースのメリット、それはとにかく軽いことだ。「ステルス2」は同サイズのチタンフェースと比べて約半分の重さとなる。軽い=余剰重量獲得(ヘッドの設計自由度)が容易に想像できる。ただテーラーメイドが強調するのは“軽い=速さ”。フェースの軽さが初速性能の原動力そのものになっていることだ。

「約200gのヘッド重量の『ステルス』にはフェース1:ボディ9の比重差があります。インパクトの瞬間、ゴルフボールよりも軽いフェースがいち早くボールに接触することで、動き続けるヘッドの中でフェースだけが一瞬止まります。それに対して遥かに重たいボディは前進に動き続けているため、フェースが受けとなって運動エネルギーが凝縮できる。このメカニズムが圧倒的初速を生み出す“エネルギー伝達効率”を実現できるのです」。

カーボンフェースといえどもチタンと同じ重量なら意味を全くなさない。最も重要なのは「ステルス」のそれは圧倒的に軽いこと。ヘッドを構成するパーツにおいてフェースとボディの圧倒的比重差が、私たちが「ステルス」に感じた違和感の源、脅威のボール初速の正体である。

教えて! カーボンウッド
「ステルス」の基礎知識

なんでも
聞いてください!

テーラーメイド ゴルフ株式会社
ハードグッズプロダクト・
シニアマネージャー 
柴崎 高賜さん

Q いつも革新的な技術を生み出せるのはなぜ?

A 全てはミスを克服するための進化

「Rシリーズ」「Mシリーズ」「SIM」・・・記憶に残る時代の最新技術は、全てのゴルファーに対して飛距離、打ちやすさ、ミスへの寛容性とドライバーショットの成功を実現させるためのもの。カーボンウッド「ステルスシリーズ」はそれらの技術を搭載し、さらなる技術の進化の可能性をまだまだ秘めています。

60層のカーボンシートを組み合わせたフェースにも、ミスを軽減させるツイストフェースは搭載されている。
Q 過去のカーボンドライバーとの違いはなんですか?

A 適材適所に最適素材を採用できる“カーボンマテリアル”であること

フェースだけでなくボディのカーボン含有率を増やして圧倒的な余剰重量が獲得できることでタングステンなど重い素材をより最適かつ効果的に配置できたのが「ステルス2シリーズ」、狙った性能を明確に強調できるのです。
Q カーボンフェースなのに打球音が意外に爽快なのは?

テーラーメイドではカーボンチームを結成して約20年に渡り、ステルスの如く極秘で研究開発を行ってきました。さらにカーボンの打球音だけを研究するサウンドエンジニアリングチームによって中音域を響かせるのが一番気持ちよく感じると結論に至り、その技術を搭載させています。

Q 打感のやわらかさはチタン同様にたわんでいる?

A ステルスシリーズのカーボンフェースはたわみません

インパクトの瞬間、たわんで飛ばすチタンフェースではエネルギーロスが生じやすいのです。フェースに軽くて硬いカーボンを使用することでインパクトの瞬間、たわませず、エネルギーロスさせない状態を作ることができるのです。
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