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スイングコンサルタント吉田洋一郎のウォッチング!by JGTO|米澤蓮、幡地隆寛

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米澤蓮
よねざわれん、1999年7月23日生まれ、
岩手県出身、ティ.エム.プラテック所属。
2024年スタッツ
賞金ランキング12位
ドライビングディスタンス283.22Y(52位)

シャフトのしなりをうまく使える
フラット軌道

フラットな軌道でインサイドアウトに振り抜いてドローボールを打つスイング。シャフトのしなりなど、クラブの性能をうまく使っていることが伺える。

バックスイングはフラットな軌道でクラブを上げ、ハーフウェイバックではクラブヘッドを手元よりもインサイドに引いていき、トップ・オブ・スイングはフラットで低い位置に収まっていく。ダウンスイングはフラットな軌道でクラブを振り下ろし、シャフトのしなりをうまく使っている。クラブがインサイドから下りることで、インサイドアウトの軌道でボールを捉えていき、精度の高いドローボールを打つことができるのだ。

ドローボールを打ちたいなら、フォロースルーでクラブヘッドを目標方向に振り抜いている点が参考になる。クラブを目標方向に放り投げるイメージでリリース動作を行うことで、インサイドアウトの軌道でフェースを閉じながらボールをとらえやすくなるのだ。ダウンスイング後半の右腰あたりに手元が位置したら、リリース動作を行う意識を持ってほしい。

幡地隆寛
はたじたかひろ、1993年6月30日生まれ、
広島県出身、ディアライトワークス所属。
2024年スタッツ
賞金ランキング13位
ドライビングディスタンス306.37Y(4位)

オンプレーンスイングで
飛距離と正確性を両立

ロングヒッターの幡地選手のスイングは、ダイナミックでありながら基本に忠実である。下半身による切り返し動作によって飛距離を生み出しつつ、オンプレーンのスイング軌道で飛距離と正確性を両立させている。

バックスイングは、手元よりもヘッドを外側にキープして体と腕をシンクロさせてクラブを上げていく。トップ・オブ・スイングのバランスやポジションが良く、下半身先行の切り返し動作もなめらか。切り返しを下半身から動き出すことで、ダウンスイングの軌道はバックスイングに比べてフラットになり、フォロースルーではヘッドを目標方向に投げるようにリリースしていく。

ダウンスイングの下半身の使い方に注目。スクワットするように骨盤を前傾させる動きを行うことで地面を押し、その反力を使って飛距離を生み出している。膝がつま先よりも前に出ないように踏み込むことで、適切な方向に地面を押すことができ、地面反力を効率よく使ってスイングをすることが可能だ。

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