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“ヨイショ”抜きにして… スピーダーの新作は試してほしい!|マーク金井

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抜き打ち試打で、思い浮かんだ言葉が…
“飛びの黄金比”。
「嘘偽りなくGOLDのキャッチコピーたっだのは笑」

マークさんが注目するフジクラの新作とは、9月4日に発売される「スピーダーNX ゴールド」だ。
グリーンの後継機に当たるというゴールド、どんな点が注目なのか解説してもらった。

9/4発売!
SPEEDER NX GOLD

●価格49500円(税込)

一発目から芯を食った
「スピーダーNXゴールド」は、
注目ギアに挙げざるを得ない!

──スピーダーNXゴールド」、女子ツアーでスイッチする選手のニュースを目にしています。
金井 女子ツアーは「グリーン」使用者が多いし、その後継モデルにスイッチする選手が多いのも納得。ちなみに私は、もう恒例となった抜き打ち試打を「ゴールド」でも敢行。情報も何もなく先入観一切なしで打った1球目から、真芯を食ってコレに決まりや、って思った。

──超上級者のマークさんだから、何でも打ててしまう!?
金井 先入観ないフラットな状態で“当然打てる”はあり得ない。打てないものは打てない、打てるものは打てる。その違いは歴然に出る。「ゴールド」が私のスイングに凄くマッチしていた何よりの証拠。

オンコースで試した感想は…、
「アゲンストでも飛距離が落ちない」

――「グリーン」の後継ですが、「ゴールド」にどんな進化・変化を感じましたか?
金井 まず手元剛性が明らかに下がったことで、切り返しで間を感じたタイミングが取りやすくなったこと。そして中間部から先端にかけてシャフト全体でボールを押し出していける感覚がある。先端が動き過ぎないからインパクトロフトも増え過ぎず、厚い当たりで初速が出やすい。

──癖のない「グリーン」に飛びの要素が+されているように感じます。
金井 オンコースで試した感想は、『アゲンストでも飛距離が落ちないシャフト』だということ。厚く当たるから球の強さと方向性が両立しているように感じた。強さと方向性・・・金色にかけたわけじゃないけど、飛びの黄金比やん!ってフジクラさんに言ったら・・・。

──そしたら・・・。
金井 開発担当者が「三日三晩考えた『ゴールド』のキャッチコピー」をこうも簡単に・・・と、嘆いていた(笑) フジクラさん的には“しなり”と“トルク”の黄金比って、意味を指すらしいけど、言いたいことは一緒!

──「ゴールド」の第一印象が充実していたことは十分にわかります。
金井 冗談はさておき、優秀なシャフトだけにBUZZ読者の皆さんには試していただきたいのは確か。機能は私が保証しますが、シャフト挙動の“合う合わない”は皆さんのフィーリングに自信を持ってジャッジしてください!

手元が来るね〜!

「“手元が来る”とは、手元側のしなりを感じること。切り返しで間が取りやすい。手元でしなったシャフトが、中間から先端にかけた一体感で叩ける感じで、厚く当てていける」

フジクラ独自技術のパフォーマンスへの貢献度は高い!

「DHX」
45度以外の第2のバイアス層を積層した技術。

「シャフト全体の剛性差を小さくできる技術は、フィーリング的にはシャフトの一体感を生み出し、弾き感や押し出し感など初速感に確実に貢献している」

「バリアブルトルクコア」
トルク(捻れ)を部分別で設計できる技術。

「『ゴールド』は手元にトルク感を感じるけど、先端にかけて捻れ感がなくなっている感じ。トルクの数値は多めなのに(動くイメージがあるのに)、そう感じさせない“叩きやすさ”があるのは『DHX』とのマッチングが効いている」

これだけは書いてっ!

最新が最善とは限らない!

「バイオレット」にハマっているなら、
「ゴールド」は合わないかも…

「私の見解では『ゴールド』は、昨年に発売された『バイオレット』といい意味で性能が差別化されていて、両モデルで合う合わないがハッキリするように思う。
実際『ゴールド』が好物の私は『バイオレット』が少し苦手。シャフトは最新が最善ではなく、あくまで自分に合ったモデルを選ぶのが大事です ▼▼b」

撮影=田中宏幸
取材協力=アナライズ

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