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18ホールを通して〝崩れないスイング〟をつくる「食の型」|食トレで変わる、その一打! Vol.43

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ゴルフは、数ミリの打点ズレが“大きな差”となって結果に表れてしまう。だからこそスイングには再現性が求められるが、その決め手となっているのはスキルだけではない。体内コンディション、つまり食と補給の精度によって、同じスイングでも“当たりの質”は驚くほど変わってくる。朝食が軽い日のショットの乱れ、午後の急なトップ・ダフリ、ハーフ後の体の重さ、終盤の集中力切れ。こうした“なぜか崩れる日”の背景には、血糖値の乱高下(集中力と判断力の低下につながる)、水分・電解質不足(筋力の出力が2〜10%落ちると報告あり)、神経伝達の鈍化(マグネシウム不足で筋肉の反応性が低下)、筋肉反応の低下(エネルギー切れでスイング速度が落ちる)といった食から起こるコンディションのズレが原因になっている。スイングの「型」を安定させるには、まず“食の型”を整えること。これが 初新(しょしん:内側の基本づくり) である。

初新の型 1
軸を安定させる「抗ぐらつき食」

体幹まわりの筋肉が“いつも通り反応する”状態は、スイングの安定に直結する。以下の食材は、体幹の土台を支え、神経と筋肉の連携をスムーズにする栄養を豊富に含む。

卵:神経伝達を安定させる高たんぱく質
鮭:DHA・EPAでバランス能力向上
豆腐&わかめ:マグネシウムで筋肉の収縮と弛緩をスムーズに
ギリシャヨーグルト:高たんぱくで体幹の筋肉を維持

初新の型 2
切り返しを鋭くする「瞬発食」

切り返しのキレは、瞬時に筋肉と神経が反応できる体内エネルギー状態で決まる。以下の食材は、瞬発エネルギーを効率的に補給するのに適している。

豚ヒレ:ビタミンB₁が豊富で糖質をすばやくエネルギーに変換
そば:消化が軽く短時間でエネルギー化可能
バナナ:瞬発系糖質で脳と筋肉を活性化
黒酢:クエン酸で代謝回路をサポート

初新の型 3
18ホールの“後半失速”を防ぐ「持久コントロール食」

後半のミスショットの多くは、技術よりも脳と筋肉のエネルギー切れが原因。血糖値が下がると判断力や集中力、スイングテンポのすべてが鈍る。以下の食材は、持久的なエネルギー供給と集中力維持に役立つ。

さつまいも:低GI炭水化物で長時間の安定したエネルギー供給
オレンジジュース:ビタミンCとクエン酸で疲労感を軽減
高カカオチョコ:フラバノールで集中力の持続
梅干し:発汗で失われるナトリウムを補給して脱水予防

体の内側が整えば、“芯でとらえる確率”は確実に上がる。明日のショットを変える鍵は、練習場だけでなく、毎日の食卓にもある。

石松佑梨
いしまつゆり。管理栄養士、数々のトップアスリートたちをサポートする食トレのスペシャリスト。著書の「過去最高のコンディションが続く 最強のパーソナルカレー」(かんき出版)はアスリート必携の1冊だ。

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