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90切りを目指す人の〝スコアを整える朝ごはん〟|食トレで変わる、その一打! Vol.36

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「ドライバーの調子は悪くないのに、後半になるとミスが増える気がする」、「ナイスショットのあと、なぜかパットで集中力が切れる」、そんな経験はありませんか?
じつはこれ、“食べ方”が関係しているかもしれません。

ミスショットは血糖値のせい?
ラウンド中の“食べグセ”見直し術

スコアを左右するのは、クラブやボールだけじゃない。“体の中身”も立派な道具です。たとえば朝ごはん。トーストとコーヒーだけの軽め朝食は、ラウンド中にエネルギー切れを起こしがち。おすすめは、ごはん+タンパク質+食物繊維の組み合わせ。納豆ごはんなら、植物性たんぱく質と食物繊維を同時にチャージできるので、忙しい朝にも取り入れやすい一品です。

糖質は、タンパク質や脂質、食物繊維を一緒に摂ることで、血糖値の上がり下がりが緩やかになり、集中力もキープできます。そして、ラウンド中。つい手が伸びがちな甘いお菓子やエナジードリンクは、急激な血糖値の変動を招き、結果的にプレーの安定感を崩す原因にも。そんなときに役立つのが、小分けのナッツや甘酒豆乳(糀甘酒を無調整豆乳で割ったもの)、バナナなどの“お守り食材”。血糖値をゆるやかに保ちながら、集中力を切らさずラウンド後半まで乗り切れます。

食事は“即効性のあるスコアメイク術”です。ボールやクラブを選ぶように、食べ方も“自分に合ったスタイル”を見つけてみませんか?

※注)
・糖質+たんぱく質の摂取でパフォーマンス持続時間が延びるという報告も(J Int Soc Sports Nutr.2013)
・血糖値の乱高下は集中力や判断力の低下につながる(厚労省・健康づくりのための食生活指針)

石松佑梨
いしまつゆり。管理栄養士、数々のトップアスリートたちをサポートする食トレのスペシャリスト。著書の「過去最高のコンディションが続く 最強のパーソナルカレー」(かんき出版)はアスリート必携の1冊だ。

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