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新連載 初心ならぬ初新忘れるべからず!|1限目 ゴルフスイングは開いて閉じるもの

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スイング理論は様々な進化を遂げてきた。
成熟した理論、今のスタンダードは何か?
初心ならぬスイングの核心、新たなスタンダードを知りたい。

講義 阿河徹
あがとおる、1976年生まれ。多くのツアープレーヤーをサポートしながら、アマチュアゴルファーの上達にも貢献する。現在は朝日大学・体育会ゴルフ部のコーチも担当。

1限目
ゴルフスイングは開いて閉じるもの

私も含めてゴルフ歴が長い方は、ある意味“スイングの制御”でゴルフを覚えてきました。言い換えれば目覚ましいクラブの進化に対応してきた、と言っていいでしょう。この30年でドライバーのヘッドは体積が著しく大きくなり、重心距離や重心深度が大きくなった。シャフト軸から離れた重心は、クラブフェースを開きやすくさせるため、それを制御するために“シャットフェース”、つまりクラブを閉じ気味で管理するスイングの動きが長く推奨されてきました。しかし、制御は制御。最大出力を抑える動きを助長してしまうのは間違いありませんし、ツアーで活躍するアスリートたちのパフォーマンスにそんな制御感は介在しません。

まずは“シャットフェース”をやめましょう。偏重心特性のゴルフクラブは開きやすいですが、閉じやすい特性も併せ持っており、その自然な動きを不必要に制御しないスイングこそが、ポテンシャルを最大発揮させるのです。

OLD
パワーに制限をかけるシャットスイングの特徴

テークバック時のハーフウェイポジションでフェース面を前傾と同じにキープするのが“シャットフェース”スイングの特徴

シャットフェースのプレーヤーは正面から見た下半円エリアでフェース面を変えずに(制御して)動かしたい意識を持っているはずだ。

STANDARD
開いて閉じる、クラブの法則に則ってパワーを解放しよう!

開いたクラブフェースはボールに向かって閉じていこうとする。

ボールに向かって下方向にエネルギーを解放するようにリストターンしていく。

トップポジションに向かって腕を旋回させて(制御をなくして)フェース面を開いていきたい

撮影=田中宏幸
取材協力=井山ゴルフ練習場

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