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BUZZ GOLF 2024年1月号 発行
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軽量ドライバーは飛距離アップには有利。
だけどそれを上手に使いこなしてスピードアップできるかは別の話。
あなたは身体の回旋運動でうまくクラブを振っていますか?
石井雄二コーチのプライベートスタジオには、独自の研究で開発されたトレーニングマシンが設置され、多くのトッププレーヤーたちが可動域向上効果を体感している。
もし今、自らのポテンシャルより、重いドライバーを使っているなら、軽量ドライバーに替えることで確実にスピードアップできる。ただ、速くスイングするために、ゴルファーにはスイングの健康状態が問われる。
「アマチュアゴルファーは、究極のエコカーを目指したスイング、そして身体の健康状態づくりを目指してほしいと思うんです。むやみにエンジンを大きく(筋トレ)しても、その運動が伝えられるパーツ(可動域)が錆びついていたら飛距離アップは望めないし、無理やり動かせば壊れてしまう(怪我の原因に)。むしろ、効率よくスピードアップするためには、日常から可動域を広げるトレーニングを心がけて実践するべきです」(石井コーチ)
スポーツは、動ける健康な身体があってこそ、パフォーマンスが成立する。日常から凝り固まった身体には、石井コーチが紹介する回旋トレーニングで潤滑油を与えておくことを心がけてほしい。
「プロゴルファーたちは例外なく、普段のトレーニングで“動ける身体づくり”を徹底している。あいちゃん(後藤選手)も、日常から筋トレでなく可動域向上トレーニングを欠かしません。だからこそアマチュアゴルファーの皆さんは自分の身体と向き合うことを大切にしてほしいのです」。
クラブを振り戻ししてキープできるのならOK
スピードアップできる健康スイングの簡単可動域チェックとして、フィニッシュをしっかりキープできるか、で判断することができます。可動域が少ない身体は、フィニッシュフォームをキープすることは難しいし、そもそもフィニッシュまで身体を回旋できていない可能性もあります。
両足をスタンス幅に広げて両手を胸に当てます。
両膝の位置をキープしながら、上半身を左右にゆっくり回旋させましょう。
ドライバーのヘッドとグリップエンドを両手で持つ。
上半身を大きく左右に回旋させましょう。
後藤あい選手のスイングカタリスト(足裏の圧力を測定できるマシン)のデータ。重心の負荷のパワーを発揮できるのは、身体の可動域あってこそ。「アスリートは究極のF1マシンを作ろうとしている。巨大なエンジンをパワーとして活かすパーツの精度(可動域)まで発揮できる身体あって、パフォーマンスが発揮できるのです」(石井コーチ)
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