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ヘッド測定で見えた!最新ドライバーの飛びの真実【3】|プロギア、オノフ、フォーティーン、ヨネックス、PXG、コブラ、ロイコレ

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やさしく飛ばしてほしい、
ヨネックスの約束

日本女子ツアーで活躍する岩井姉妹をサポートするヨネックス。彼女たちが使用するカラードライバーなどユニークなクラブをリリースして新たな楽しみ方を与えてくれるが、ヘッド測定値を読み解くと重心性能はしっかりトレンドを抑えていて、やさしく打てる仕上がりになっているモデルを揃えている。

一見、気を衒ったように見えても、そこには約束された機能がある。EZONEシリーズに感じた私の印象だ。

EZONE GT TYPE S
重心距離に対して重心深度、重心角がじつに日本人ゴルファーに適している性能。MOIも高く、トータルバランスに優れる。

EZONE GT TYPE D
Type S同様にトータルバランスに優れるが、重心距離が短めで、よりつかまりが重視されたモデルである。

本格派モデルをラインナップする
PXGの現在地

PXGは昨今、ベストバランスのモデルがラインナップされるようになった印象だ。とくに新作「BLACK OPS」は、ヘッド設計値のバランスが良く、打ちやすくなっているのが容易に想像できる魅力的なラインナップだと言える。

超高価格帯モデル・オンリーでスタートし、その後に廉価版を発売するなど、その方向性に紆余曲折があったように感じていたが、現在は素晴らしいラインナップでブランドの真価を発揮している。

BLACK OPS 0311
非常に大きなMOIが特徴で寛容性に優れる。重心深度が深くキャリーが十分に出せる。

BLACK OPS 0311 TOUR-1
重心設計のバランスがよく扱いやすいが、リアルロフトが少なく低スピンを狙った性能であることは間違いない。

アグレッシブな設計思想が、
コブラのトレードマーク

開発に対して非常にアグレッシブでチャレンジングなメーカーがコブラ。新しいテクノロジーを貪欲に採用できる開発力の高さが際立っている。開発に対する挑戦心とそれに紐づく性能結果も見事にリンクしていて、私のようなエンジニア目線でもリスペクトできるものがある。

新作はそれぞれターゲット層が確実に棲み分けされており、ベストなモデルをセレクトできれば、圧倒的なパフォーマンスが享受できるだろう。

DARKSPEED MAX
MOIが5,000g・㎠超え、スペックがトレンドに忠実。3モデルで最も寛容性に優れるモデル。

DARKSPEED X
重心距離と重心深度のバランスが秀逸で3モデルで最もオーソドックス。誰もが扱いやすいはずだ。

DARKSPEED LS
重心深度が非常に浅くLSという名のごとく、3モデルで最も低スピン仕様。余計なスピンを解消したいなら一択。

 

トレンドをあえて外した玄人好み、
復活のロイコレ

ロイヤルコレクションは、かつてフェアウェイウッドで一世を風靡。現在はリボーン(復活)を掲げて、過去の栄光(価値観)を継承したクラブをラインナップしている印象だ。

「AM-X」、「TM-X」ともに現在のトレンドから、あえて外したターゲット層を狙った設計が象徴。例えば現トレンドである高MOIに馴染めないプレーヤーなどは試す価値は大。ともに玄人好みな設計値であり、いい働きが期待できる。

AM-X
重心角が小さく、必要以上につかまりが抑えられている。高弾道を自分でコントロールしたい玄人好み。

TM-X
重心距離が非常に長いのが特徴。つかまり過ぎを警戒しながら、強打したいプレーヤーにマッチ。

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