石井良介×新田有希 師弟インプレッション NEW「MCI」｜フジクラ

師匠…
シャフトで飛距離が伸びるって私、
知りませんでした…

令和の試打職人・石井良介プロに呟くのは新田有希プロ、二人は師弟関係にある。
新田プロは10月に出場するPGAティーチングプロ選手権に備えて石井プロの勧めでクラブの調整中だ。
石井プロが弟子に伝えたいのは“固定概念”にとらわれずいろんな最新ギアを試してみること、新技術で生まれた製品は必ずプレーに進化をもたらすこと、それを体感して理解することを、今後の自分のプレーだけでなくティーチング活動にも生かしてほしいのだ。

MCIを試したら、
もうカーボンシャフトをやめられない！

石井良介プロ、新田有希プロの二人がテストするのは、フジクラから13年ぶりに発売された「MCI」の新作だ。アイアンにスチールシャフトを愛用する二人にとって、新作カーボンシャフトのテストは転機をもたらしたようだ。

スチールシャフト一筋だった私にとって「MCI」の機能は、ひたすら感動的でした！
───新田有希

#7 30度でテスト

スイングもアイアンのロフト角も変わらないのに、飛距離がキャリーで約10ヤードも飛んでしまっているって驚きでしかありません。

新田有希プロ
にったゆき、1993年2月24日生まれ、PGAティーチングプロ。

番手毎のもうちょっと飛んでほしいが、叶ってしまうって嬉しすぎるよね！
───石井良介

#7 34度でテスト

適正スピン量かつ落下角度をしっかりキープさせてくれるから、どんなグリーンでもボールを狙ったエリアにキャリーで止めていけるよね。

石井良介プロ
いしいりょうすけ、1981年2月14日生まれ、PGAティーチングプロA級、令和の試打職人。

マイルドな振り心地が
番手毎の最高弾道を実現させるNEW「MCI」

新田　長年、スチールシャフトが定番となっていた私のアイアンにおいて、 “カーボン”は、どこか不安定なイメージがあって、試したことがありませんでした。
石井　新田プロと同じ考えを持つゴルファーは少なくないんじゃないかな。“スチール＝安定感”というパフォーマンスは確固たるものなのは間違いないしね。でも最新型のアイアンカーボンシャフトは決してスチールに劣らない安定性能を持っていて、加えて振りやすさやスピード感などカーボン特有のしなり挙動も支持されている。現に初代「MCI」は13年もの間、支持され続けてきた超ロングセラーシャフト、こんな製品は他にはない。
新田　NEW「MCI」の第一印象は“振りやすさ”を感じました。カーボン特有のマイルドさといいますか、スイングにシャフトが馴染んでくる感覚が心地いい。
石井　同感。それは万人が感じるだろうね。中調子かつ「スピーダーNX バイオレット」で採用された『DHX』（捩れを調整する新積層技術）で、見事に振り心地のマイルドさが機能化されている。フジクラには「トラヴィル」という中元調子のアイアンシャフトがあるけど、そちらはややしっかりめ。万人向けの「MCI」、アスリート向けの「トラヴィル」と、似て非なる個性があるのが選びやすい。
新田　NEW「MCI」で一番驚いたのは番手毎のロフト角が変わらないのに、飛距離が伸びたことです。私の場合、キャリーで10ヤードも違った。これだけ飛距離アップできると、ゴルフそのものが明らかに変わってきます。
石井　一つの理由はヘッドスピードがアップしていること。カーボンシャフトのしなりの心地よさ、スピード感は飛距離に明らかに有利。そしてスピンがしっかり入っているから高弾道で、しっかりキャリーがアップでき、グリーン面にボールを止められることも、何よりの強み。
新田　私が使用しているスチールと、ここまで歴然の差を体感させられると・・・もうスチールには戻れないです（苦笑）
石井　戻る必要もない（笑）　クラブでパフォーマンスが変わることを体感してもらえたのは嬉しいけど、新田プロの場合は顕著すぎる。10月のティーチングプロ選手権決勝、NEW「MCI」で勝利を貪欲に狙っていこう！

フジクラ独自の調査で約8割以上のゴルファーがアイアンショットでスピンが足りていない現状に着目。ヘッドスピードやアタックアングル、ダイナミックロフト、スピンロフトなどロボット・ヒューマンでテストを繰り返し、幅広い重量帯においてスピン量のアップと振り感を両立させている。

●価格11000円／1本（税込）

www.fujikurashaft.jp

撮影＝田中宏幸
取材協力＝フジクラゴルフクラブ相談室五反田店