ルーキー・吉田鈴プロがBUZZの顔として初登場。初のレギュラーツアー参戦のシーズン、様々な気づき、様々な取り組み、そして目標を話してくれました。姉の優利プロ同様、鈴プロのゴルフiQの高さには感心させられます。
――アマチュア時代にはツアーに参戦経験も多くありますが、プロとして転戦される初のシーズン、前半戦の感想を教えてください。
吉田 上位で戦う試合も予選落ちも色々経験してきて感じたことは、調子を維持するためのゴルフへの取り組み方の大切さです。とくに毎週の試合においては体力面が課題。ルーキーイヤーなので知らないコースばかりの中、しっかり下見(練習ラウンド)はしたいし、それに対応するショットやアプローチ練習も完璧にしたい。ただずっと全力だとバテてしまってパフォーマンスが思うように出せない経験もしています。
――いわゆるコンディションの維持ですよね。どんな取り組みをされていますか?
吉田 食事を4回と頻度を多くして、毎食栄養バランスを意識するようにしています。食事でうまく摂れない栄養素はサプリメントで、うまく補っています。ビタミン、マグネシウム、糖質、タンパク質(アミノ酸)・・・いいパフォーマンスはコンディションが命なので、やれることは全てやっておきたいタイプです。
――パフォーマンスについてはいかがですか。
吉田 ショットの調子は悪くないと思います。ただ何戦もしていますとマネジメントに課題が見えてきます。グリーンを狙う際、奥へのミスを何度か経験すると、それが気になってショットに緩みが出てくる。2〜3ヤードのズレですが、それが上位と離れる原因そのものになる。しっかりマネジメントをすれば獲れるバーディを一つでも逃さないことが大事に思います。
――優利プロと同じく考え方がしっかりされていますよね。ゴルフへの考え方などを教わることはありますか?
吉田 教えてほしいんですけど・・・教えてくれません(笑)自分で考えて自分の納得の上で、一つひとつを解決していくことが大切だと感じています。毎試合、課題を絞り修正していく過程が大切ですが、毎週は全力で頑張れない。自分なりの調整にアレンジしていきたいですね。
――初優勝、初シードを目標にされていることだと思います。
吉田 はい、確実にシードは確定させたい。トップ10にあと5回、入るような戦いができるとそのポジションをキープできると思うので頑張りたいですね。
――最後に鈴プロのプレースタイルの見どころを。
吉田 ショットに自信があります。パターが入らなくても、ショットでバーディを獲ってやる!という気持ちで頑張っています。私の攻めるゴルフに注目していただければ嬉しく思います。
1W:エリート◇◇◇TD(キャロウェイ)、フェアウェイウッド:エリート(キャロウェイ)、ユーティリティ:パラダイム(キャロウェイ)、アイアン:X フォージド
スター(キャロウェイ)、ウェッジ:オーパス(キャロウェイ)、パター:ジラフビーム#7(オデッセイ)、ボール:クロムツアー X(キャロウェイ)
私はスピード感あるバイオレットが好み。今春より40Sと軽量化したことで、よりドライバーショットが思うように振り抜けるようになって、フェアウェイを安定してキープできるようになりました。
よしだりん、2004年2月21日生まれ、千葉県出身、大東建託所属
撮影=高橋淳司、取材協力=名古屋グリーンカントリークラブ
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