1. HOME
  2. 特集
  3. 最新型飛び系アイアン、最高性能への導き方。
特集

最新型飛び系アイアン、最高性能への導き方。

特集

目安として7番でロフト角30度以下のアイアンは、各番手の飛距離に有利な“飛び系アイアン”と呼ばれている。
このカテゴリのクラブにとって技術者が求めるべき機能の最優先は……。

ブリヂストンゴルフのこだわりを
もう少し語らせてくれ!

引き続き取材に応えてくれたのは
ブリヂストンスポーツ
商品企画本部・クラブ商品企画
高橋博さん

233HF
SPEC
●ヘッド素材/ボディ:軟鉄(S25C)、ポリマー、発泡ポリマー、タングステンウエイト、フェース:Ultimate Storng Metal 2.0
●ロフト角/28度(#7)
●価格/132000円(#6〜PW、5本セット)、26400円(#5)

飛距離に有利な性能に
ベストな高さを生む技術、
そしてベストなシャフト

かつて飛んでいた飛距離を取り戻せる… 飛び系アイアンの使命そのものだ。ただそこはアイアンであり、いくら飛距離に有利であってもアイアンを逸脱したような形状や打感はゴルファーには認められない。
高橋 新作「233HF」はゴルファーのニーズに応え、マッスルバックのようにシンプルなデザインとして精悍さを表現しています。ヘッド構造はボールの上がりやすさに優位性ある中空構造で機能追求しています。

ストロングロフトになればボールは自ずと上がりにくくなる。そんな弱点を補うためにヘッド構造には“上がりやすさ”が要求される。ヘッド内部を空洞にする中空構造はアイアン形状の中で最も機能追求に寄与できるメリットがある。新作「233HF」は独自技術で中空構造が進化。ボール初速アップで重心性能による弾道浮力を後押しする。
高橋 重心性能は高弾道を実現できる低深重心化をどのように達成するかの戦いでした。ヘッドの軽量化と適材箇所のタングステンウェイトの重量ギャップをフルに生かすために、ブリヂストンは充填剤にも注目。上部をも比重1/3の発泡ポリマーとすることで軽量化を徹底しました。

打感向上のために中空部に充填剤を施す技術は珍しいことではないが、充填剤までも軽量化に貢献させる緻密さは、「233HF」以外に知らない。目に見えないところで機能の勝負をしているのだ。そしてこのヘッド構造をベストパフォーマンスに導くシャフトの存在が不可欠だ。
高橋 「233HF」は弾道高さをサポートできるシャフトの存在が欠かせません。とくにスチールシャフトでしっかり打ち込みたいという多くのニーズに応えて、「N・S・PRO 850 GH neo」をラインナップ。高弾道に有利な特性を持っていて「233HF」との相性抜群であり、いまやブリヂストンゴルフの飛び系アイアンには欠かせないシャフトです。

よくカタログスペックは“純正”と呼称されるが、“純正”こそがターゲットプレーヤーを見据えた最高のカタチ。技術者が最新ヘッド構造の性能をフルに発揮できるシャフトこそが“純正”の勲章。「233HF」は「850neo」とのコンビネーションで、飛んで高さで止まるアイアンショットの醍醐味を満喫できるのだ。

充填剤のこだわり
中空部にポリマー樹脂を注入し、ソフトな打感を向上させる方法は珍しくはない。しかし上部(白色)を1/3比重ポリマーとして軽量化を追求しているのは「233HF」だけである。

ボールの上がりやすさ
「233HF」はヘッド構造の細部に至るまで軽量化させて、ヘッドの後方下部に重量を置くことで低深重心化、つまり高弾道を確保している。

初速性能
初速をアップさせるブリヂストンゴルフ技術の象徴「サスペンションコア」を搭載。「233HF」はアイアンとして初めてコアをフェースに接触させて、薄肉ディンプルフェースとのコンビネーションで高初速化を達成している。

「233HF」に欠かせない
「850neo」の存在

「850neo」は国内女子ツアーで人気。やや飛び系アイアンを使用する選手にとってしっかり高弾道が打てることが使用率を高めている理由です。女子ツアー同様に昨今はドライバーシャフトで40〜50g台を主流であり、「850neo」が振りやすさをマッチングさせるベストな重量帯でもあります。

シャフトは私に語らせて!
シャフト伝道師
栗原一郎さん
日本シャフト(株)で企画・広報宣伝を担当するN.S.PROの伝道師。

編集長Gからの一言

ストロングロフトが採用された飛び系アイアンは、打ち出し角を上げるためにあらゆる新技術を搭載する。日本シャフトは”飛び系アイアンへのマッチ”をテーマにした高弾道スチールシャフト「N.S.PRO 950 GH neo」をいち早く開発。軽量の「850neo」とともにメーカーの最新高機能アイアンの標準スペックとしてなくてはならない最有力となっている。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。