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BUZZ GOLF 2020年10月号 発行
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2023年は“ゼクシオイヤー”、ゴルファーにはお馴染みのベストセラー「ゼクシオ」の発売年、そして発売される12月配布号はゼクシオのシンボルプレーヤーが登場することはBUZZ GOLFでも恒例。もちろん青木瀬令奈プロ以外いませんよね。最多となる6回目の登場です。2023年シーズン・伊藤園レディス練習日に行われたこの取材後、青木プロは自身が掲げていたシーズン2勝目へのビクトリーロードを歩むことになる。
——2023年シーズンは3戦目で優勝、アクセル全開でしたよね。
青木 じつは開幕戦から優勝を狙っていました。オフからトレーナーの斎藤大介さんのもと、改めてフィジカルを鍛え直しました。その中で私のスイングが“回転系”ではなく“踏み込み系”だったことに着目、その性質を活かすために瞬発を持続させるトレーニングを徹底しました。また合宿ではリシャール・ミルファミリーの宮里優作プロに琉球ゴルフ倶楽部攻略のアドバイスをいただき、開幕戦に照準を合わせていた。なんで勝てなかった?そんな自問自答をするほど完璧に仕上がったおかげで、3戦目Tポイント×ENEOSで優勝することができました。
——2戦目を現地取材した時、青木プロのスイングが鋭さを増していたのが象徴的でした。
青木 キレキレでしたからね(笑)今季は毎週斎藤トレーナーの施設に通い、とことん筋肉痛と付き合ってきましたね。筋肉痛の箇所によってパフォーマンスの調子が変わってくることも、なんとなくわかってきましたし・・・。2024年も引き続きオフから全開でフィジカルアップに臨みたいと思います。
——2023年の青木プロといえば、バーディラッシュのイメージがあります。平均パット数1位(2023年シーズン終了時)がなせるスコアメイクだといえますよね。
青木 ありがとうございます。その要因としては、パターを試合毎で積極的にチェンジする新スタイルにトライしました。
——どういったパフォーマンスが期待できますか?
青木 注目したのは毎週変化するコースにおいて芝質だけでなく、その週の気候によって生じる湿度。転がり方が週替わりで全く異なる中で、フィーリングを無理矢理に合わせるのではなく、パターを変えて打感や転がり方とフィーリングをマッチングさせることでグリーンにタッチを合わせていく感覚でトライしました。とても結果がいいので、来シーズンもこのスタイルで戦います。
——いよいよ2023年も残り3試合ですね。
青木 はい、ずっと掲げていたシーズン複数回優勝を今年こそ実現したい。ショットの調子も復調気味ですし、十分にチャンスはあると思っています。
——“有言実行”、かっこいい青木プロをファンに魅せてください。
青木 任せてください!早いものでもうシーズンが終わり、ずっと戦っていたい感覚もあります。最終戦でも狙っていますが、2024年は公式戦で勝ちたい。ショット力とゴルフ脳の充実さが問われる試合で勝てる日まで、全力で走り続けます。
140ヤード以上を精度良く狙う番手を厚めにしていることがポイント。アイアンで打っていく選手よりも、ピンのショートサイドを狙って攻めていける、3Wであってもその精度で打っていける自信があるセッティングです。ショートサイドは上りになる場合があり、パッティングにも有利。ですがエリアが狭いだけにもちろんグリーンを外すこともありますが、ショートゲームに自信があるので問題ありません。(青木プロ)
あおきせれな、1993年2月8日生まれ、群馬県出身、リシャール・ミル所属。
撮影=高橋淳司 取材協力=米原ゴルフ倶楽部
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