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試打者・石井良介はこう称する。アスリートシャフトの “ど真ん中”で輝ける、それがLIN-Q。

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8月末、発表になったUST Mamiyaの新製品、「リンク」がいよいよBUZZ GOLF誌面にも登場だ。
ちなみに堂々発表されたプロフィールは、

▶米国からの逆輸入プロダクトであること
▶独自技術と2つの高級カーボン素材を飛びにリンクさせていること

一つめは他メーカーの「V」や「T」を頭文字にするアスリートシャフトと同ターゲットであることが伺える。
2つめは高級素材=高強度・高弾性カーボンを使用し、機能を追求していることが伺える。
と、こんなプロフィールを持つ「リンク」が現代シャフトのどんなポジショニングにいるのか、試打の第一人者、石井良介プロに依頼。
新戦力のパフォーマンスに注目していただきたい。

試打者・石井的に…
鋭敏でスピード感あり、“ど真ん中”の汎用性に
左を恐れないドローボールを
意識して叩けるLIN-Q。

「リンク」のターゲットはアスリートプレーヤー
石井プロが展開する「リンク」のインプレッションは、あくまでアスリートに向けた言葉であることだ。
アスリートの定義は、競技者や競技志向のプレーヤーであること、またはヘッドスピードが速いハードヒッターなど、剛性が高い「リンク」はそれを使いこなすパワーやスキルが必要であることが大前提である。

試打者・石井良介プロが想定する
アスリートシャフトのポジション

試打・レポート
石井良介プロ
いしいりょうすけ、YouTubeチャンネル「試打ラボしだるTV」でインプレッションを担当。忖度ない確かな性能評価で多くのファンを獲得している。

復元力の高さが
“つかまりやすさ”というアシスト機能に
感じさせる優秀さ

PGAツアーを席巻する日本シャフトメーカーの米国企画モデルは、今や日本でもアスリートゴルファー御用達となり存在感を確固たるものにしている。そのジャンルに満を持してUST Mamiyaが参入、「リンク」はリッキー・ファウラーがフェアウェイウッドに採用してドライバーもテスト中らしく、これからさらに使用者が拡大していくだろう。

私が「リンク」をテストした初見は“凛”としていること。アスリートシャフトらしい剛性感の中に、シャフト挙動に鋭敏な切れ味を感じた。切り返しのしやすさの第一条件である手元剛性にはほどよく粘り感があり、いわゆるアスリートが好むフィーリングがある。そこからインパクトにかけては復元力の速さでボールを強烈に叩ける強靭さは、ターゲットプレーヤーをアスリートに限定していることが明確だ。

他メーカーのライバルシャフトを交えたポジショニングを勝手にイメージすると、「リンク」はおよそ“ど真ん中”にあるモデルだと感じる。“ど真ん中”というワードは同メーカーの「ジ・アッタスV2」を彷彿させるが別物。高弾性素材をふんだんに使用した強靭な剛性感は「リンク」独自のもので完全にアスリート仕様だ。

アスリートシャフトの中では“振りやすい”、“叩ける”など汎用性がありながらも、中間から先端にかけての復元力の高さ・鋭敏さを感じさせるボールのつかまりやすさがアシスト機能にも感じて、私的にはドローボールを意識して振っていきやすい。言葉でつかまりがいいというと先端の走り感を想像しがちだが、あくまで走るよりは叩けるフィーリング、左サイドを消したドローボールが打てるのは、競技者として安心極まりない。

さて「リンク」の正式名称は「リンク・ブルーEX」だ。あえて全アスリートシャフトの“ど真ん中”を意識したパフォーマンスを追求していることが推測できる。だからこそ、「リンク」の今後にも期待したいし、全アスリートにとってベースとなるパフォーマンスの「リンク・ブルーEX」は体感しておくべきだ。

LIN-Q impression
スイング中のフィーリングイメージ
驚異のパワーを生み出す
Q・Ply Coreテクノロジーと2つの素材

ほどよくしなるがつぶれに強い「Q・Ply COREテクノロジー」を初搭載。ロケットや航空機に用いられる高強度・高弾性かつ超低重量の「トレカ®T1100G」をフルレングスに採用し、さらに「トレカ®M40X」を先端に配置して独自に組み合わせた…、つまり現代カーボンシャフトにおける高級素材をふんだんに使用したモデルだ。

LIN-Q BLUE EX

●価格:55000円(税込)

タイプフレックス重量トルク調子
5R、SR、S、SX、X58g(S)3.4中元調子
6SR、S、SX、X67g(S)2.9中元調子
7S、X77g(S)2.8中元調子
ヘッドとの相性イメージは
低スピンになりやすい特性を活かしたい!

深重心系
➡高打ち出し・低スピンが洗練されて飛距離アップを実現させやすい。

浅重心系
➡弾道高さがより抑えられ、よりハードヒッターにマッチ。コントロール感も際立つ。

深重心系「パラダイム」でのテスト結果。高打ち出し・低スピンの最も効率のいい弾道が期待できる。

問い合わせ/株式会社UST Mamiya Japan TEL03-6277-9801

撮影=田中宏幸
取材協力=ハンズゴルフクラブ

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