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全番手で、よりやさしく飛ばせる。嘘か誠か… 徹底検証。|TaylorMade P790

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ツアー系ボールの弱点を克服!
飛距離に有利なスピン量を実現。

テーラーメイドのツアー系ボール「TP5/TP5x」は、同カテゴリにおいて唯一5層構造が採用されている。
“唯一”にしか実現できないパフォーマンスを検証。

初速性能に優れたボールはスピンが増えてしまう、
この原則を覆す「TP5/TP5x」は飛距離でゲームを有利にできる

ツアー 系(スピン系)ボールは、世界ナンバーワンシェアボールを筆頭に特性が似通う傾向にある。ツアーパフォーマンスを追求するだけに、機能がおおよそ一致していて当然だが、主に3層、4層で構成されるそれらの特性には性能的限界があるというのがテーラーメイドの答え。膨大な資金を費やして自社研究所を構え、独自の5層構造で新たなツアー系ボールの新境地を実現させたとアピールするのが「TP5/TP5x」である。

ボールの飛距離性能には構造上、ある一定の原理原則が存在する。それはボール初速性能と低スピン性能の両立が難しいことだ。その原理にはボールのエンジン部であるコアの剛性が大きく関与している。インパクトの瞬間におけるリコイル現象(反作用効果)において、「コアが硬い・初速性能に優れる/潰れが弱くスピンが増える」、「コアが軟らかい・初速は劣る/潰れが大きくスピンが減る)特性を持っている。初速をサポートする中間層を含め、この原理においてバランスに優れた飛距離性能が研究開発されているのである。

テーラーメイドが「TP5/TP5x」を新境地だと誇示するのは飛距離に有利なスピン量の実現にある。堀口宜篤プロとのテストでは、初速性能が定評の人気ツアー系ボールと同等の初速ながら、「TP5x」で最大約700回転もスピンが抑えられてトータルで10ヤード超もの差が現れた。5層を巧みに採用し、ツアー系ボールの弱点を克服していることが体感できる。
「ドライバーだけでなくアイアンでも一貫して“余計なスピン”が抑えられている感じがある。アイアンショットは風に左右されづらさがあり、『TP5/TP5x』のオンリーワンな機能だと感じます」

上級者にとってエースボールを替えるリスクは大きい。それほどボールがプレーを左右する影響度は大きい。しかし純粋に今より飛距離アップできるボールがあったなら…。それが「TP5/TP5x」であると検証結果が物語る。スコアにこだわるなら、試さなければならない新たな価値観を持つツアー系ボールである。

検証!
ドライバーショット

高初速かつ低スピンでぶっ飛び!

TP5x

初速性能は同等、圧倒的に差が現れたのはスピン量。高初速・低スピンを兼ね備えて群を抜いた飛距離性能であると実感。

高初速かつコントロール性に優れた飛び!

TP5

驚いたのは「TP5」、「TP5x」同等の初速性能がある。スピンが適度に増えてコントロール性能に優れたボールであることが伺える。

初速が速いツアー系ボールの基準
初速は速いが3000回転以上のスピン傾向にあり飛距離ロスしがち。スピン量が少なめなプレーヤーには最適値で打てる期待はある。

検証!
7番アイアン&ウェッジ

[7番アイアン]
余計なスピンが抑えられて半番手飛ぶ

7番アイアンでともに約4800回転と、テーラーメイドが狙ったバランスが取れたスピン性能値を持っているだろう。その狙いは風に左右されない安定性。他のスピン系よりも約200回転、テーラーメイド的に言えば“余計なスピン”を抑えた性能にすることで、アイアンで半番手飛ぶ飛距離を実感できる。

[50 ヤードを狙ってウェッジショット]
驚くべきスピンでコントロール抜群

驚かされるのはウェッジのスピン量。キャリー50ヤードの距離感では十分すぎるスピン性能でボールコントロールに応える。ショートゲームでは両ボールのスピン性能値が顕著に現れるのも特徴。「TP5」はトップクラスのスピン性能であるのは間違いない。

試打検証
堀口宜篤プロ
ほりぐちのりあつ、PGSTパフォーマンスゴルフスタジオでレッスン活動中。ノリーの愛称でメディアにも登場、的確なギア品評が得意。

取材協力=PGSTパフォーマンスゴルフスタジオ

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