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令和の試打職人、新作バイオレットを熱く語り尽くす。|スピーダーNX

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大慣性モーメントモデル全盛時代で、
ヘッドスピードを加速していける
バイオレットの実力。

第2のバイアス層を積層した
バイオレットの新技術、「DHX」を語らせてくれ!

ドライバーは大型ヘッドと言われる460㎤(体積)が当たり前、さらに今は慣性モーメントという寛容性(ミスヒットへの強さ)が追求される時代になった。テーラーメイドやピンは、縦横をプラスして10000g・㎠、つまり10K超えをアピールするモデルまでラインナップされ、新たなトレンドを作り出している。ゴルファーは間違いなくミスショットによる曲がりにくさ、飛距離ロスを享受できるが、その分シャフト選びはシビアになることを覚えていてほしい。大慣性モーメントヘッドはスイング中にシャフトにかかる負荷が大きくなるため、シャフト挙動にエネルギーロスが発生しがち。つまりヘッドスピードがダウンしてしまうケースも否めないのだ。

ヘッドの進化による懸念を見事に解消するのが「スピーダーNX バイオレット」に新搭載された『DHX』という技術だ。第2のバイアス層(カーボン)を積層することで、シャフトに張り感が生まれてしなり戻りの加速感を生み出すのだ。張り感が生まれるということは硬くなる、と想像しがちだが、『VTC』によるトルク操作でバランス良くシャフトがしなるのが妙。誰もが加速感に加えてボールのつかまりやすさをポジティブに感じられるはずだ。

シャフトの進化はヘッドの進化とともに歩んでいる。ロスなくヘッドをボールへスクエアにインパクトさせるために、新たな発想・技術が生まれるのだ。NXの新作「バイオレット」は、大慣性モーメント全盛時代が生み出した従来にはない新感覚な加速シャフト。新時代のスピーダーとしてふさわしい名器になるモデルであると私は予感している。

バイオレットの新技術「DHX」

カーボンシャフトの特徴である設計自由度をフルに活用。45度層以外の第2のバイアス層を積層した組み合わせによりヘッドスピード向上を実現させた。

新時代のスピーダーが実現する加速感で
最大飛距離を生み出せ!

新作「バイオレット」の挙動は「ブルー」、「グリーン」との相性良し。
NXシリーズユーザーのスピードアップも実現できる。

NXブルーの弾道イメージ

中間層のしなりがスピード感やボールのつかまりなどパフォーマンスを作る源。高弾道ドローボールが象徴だ。「バイオレット」はさらにその挙動がシャープになる印象。ブルーより直進性の高い強弾道を期待できる(石井プロ)

NXグリーンの弾道イメージ

ブルーよりもさらにシャフト全体が締まった感覚がグリーン。左へのミスを抑制し、ボールのコントロール性能が際立っている。「バイオレット」はグリーンの安定感にスピード感が加わった印象だ(石井プロ)

NXバイオレットの弾道イメージ

ブルーよりも直進性が増した印象。つかまりがいいのはブルーの系譜であるが、程よくつかまりすぎが抑えられた印象で、ロスなくフェアウェイを捉えていける。ブルーとグリーンの中間を担うような、つかまりやすさ、扱いやすさ、そしてそれらを上回る加速感が「バイオレット」のトレードマークだ(石井プロ)

バイオレットの測定データ

注目すべきはやはりヘッドスピードの加速によって生まれるボールスピードだ。大慣性モーメントの「Qi10」(テーラーメイド)のパワーをロスなくインパクトさせているのがわかる。スピン量が2000後半〜3000回転で安定しているのもいい。トレンドである低スピンのヘッド特性にキャリーを与えて最大飛距離を実現できる。

SPEEDER NX VIOLET
●中調子/49500円(税込)

問い合わせ/藤倉コンポジット(株) TEL03-3527-8433

撮影=高橋淳司
取材協力=フジクラゴルフクラブ相談室 木場店

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