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ラウンドで10打縮める! ゴルフギア選びの優先順位 《 後編 》|吹き流しを狙い打ちできるドライバーの絶対条件

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ミスの傾向を絞り込め!
とにかく打点のバラつきを抑える

さすがの10Kドライバーでも、
「振りにくさ」まではカバーできない

狙い打ちできるドライバー選びの見極め方法は、まず打点のバラツキをチェックしてみること。フェースセンターで打てているかも重要だが、まずは同じように振って、同じようなところにボールが当たっているのか? その再現性(一貫性)を調べてみたい。

打点分布が一定であれば、よくも悪くも球筋は安定。クラブそのものの「振りやすさ」や「操作性」はまずまず自分に合ったものである可能性が高い。問題は打点が一定せず、打球も右に行くのか左に行くのかわからない場合だ。

「クラブそのものが軽過ぎたり、短過ぎたりすると手先でいかようにも操作できるため打点のバラツキが大きくなりがちです。その場合は“シャフトを重くする”、あるいは“シャフトを長くする”などして、クラブそのものの慣性(モーメント)をアップしてみることをオススメします」(フォーティーン・池田純さん)

ミート率が悪いなら短く持って当てやすく!と考えがちだが、打点が定まっていない場合は必ずしも「短く持つ」が正解とはなっていかない。また、いくらヘッドの慣性モーメントが大きくなっても、あらゆる打点でナイスショットに導いてくれるわけではない。

練習場と違ってラウンド中はいいところに当たるまで何球も打てるわけではない。いつ振っても、だいたい同じところでボールを当てられる一貫性のあるドライバーを見つけることがスコアアップのためには重要である。

大慣性モーメントドライバーでの振りやすさを向上させるため、同時に軽量化も進められているのが最新のドライバー事情。軽いクラブは振りやすいが一貫性という面ではデメリットとなることもある。

「スイングに一貫性を持たせるために、ある程度クラブ全体の慣性を利用する(委ねる)ことも重要です。自由度が高過ぎてもゴルフクラブは難しいものになってしまうのです」(池田さん)

「長くて軽め」と「短くて重め」の二刀流

Qi10 MAX ライト
460cc/
45.25インチ

BRNR Mini
304cc/
43.5インチ

トミー・フリートウッドなどアスリートがフェアウェイウッド兼ティショットギアで使っている「ミニドライバー」。ヘッド体積が小さいことが話題となるが、本当の注目ポイントは「短い」ことにある。「とにかく低い弾道を打つことができ、真っ直ぐ行くという安心感もある」とフリートウッド。ミニではなく、ショートドライバーであることがロングドライバーでは不安な時の大きな助けとなる。

長さを基準にすれば自然とヘッドサイズも決まってくる。長ければ大きくていいし、短ければ小さくしたくなるのが普通。

軽量仕様でも空気抵抗を使って
打点をいいところに集める

セクシオ13
460cc/
45.5インチ

長くて慣性モーメントが大きめのドライバーは右にプッシュアウトしがち、とはよく言われること。「ゼクシオ13」ではその出発点となる切り返しでのフェースの開きを抑えるべく、クラウン部後方にアクティブウイングという突起をデザイン。空気抵抗を与えることで適正なヘッド軌道に導き、打点を安定させようという独自のアイデアである。

ウェッジのバウンスと同じように「抵抗」を利用してクラブヘッドの軌道を適正に導く「ゼクシオ13」。

ミート率を上げたいなら、
まず握る長さを変えて打ってみよう

同じヘッドスピードならミート率の高い方が、断然飛ぶ。ミート率を向上させる、最強レングスは、44.5インチだ!をコンセプトに開発された、プロギア「エッグ44ドライバー」。こちらもミート率が高ければ狙い打ちできる!とは言っていないところが、現代らしいところ。しかし、44.5インチがミート率向上の最強レングスという意見には乗っかってみてもいい。まずは愛用ドライバーを1インチ短く握って打ってみよう!

クラブの長さを変えると「振りやすさ」、「ミート率」、「ヘッドスピード」など様々なものが変わる。リシャフトする前に、短く持って打ったり、長めに持ったりしながら打球の変化をチェックしてみて欲しい。

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