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ラウンドで10打縮める! ゴルフギア選びの優先順位《 前編 》|パットを減らす“寄せギア”から決めていく

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新製品ラッシュも一息ついて、いよいよニューギアでゴルフ場を駆け回る楽しいシーズンの到来です!
期待のパフォーマンスを“スコア”に繋げるために、ベーシックな道具選びの心構えを紹介しましよう。

ここを減らせばすぐに90台!

100を切れないゴルファーの
ラウンドスコアに占める
アプローチ&パットの割合60%

ドライバーやアイアンなどフルショット系で使うゴルフクラブの場合、OBや池ポチャなどペナルティが付く大きなミスになるため印象に残りやすいが、実はショートゲームでコツコツと地味なミスを重ねているのがアベレージゴルファーの実情。

ラウンドスコアの大半は、
100ヤード以内に
集中している!

250ヤードも一打、30センチも一打。そう考えるとスコアを減らすための基本的な考え方が見えてくる。例えばドライバーショットはラウンド中に何回?と考えると、OB無しなら14打(回)である。では、パッティングはどうか。全ホール2パットで36打。3パットがあれば40打を超えてくる。

次にアプローチショットを考えてみる。パーオン率が100%ならアプローチ回数はゼロだが、パーオン率はPGAプレーヤーでも6割台が普通。100切りを目指すゴルファーならば、パーオンすること自体が稀で、18ホール全てでグリーンを外す可能性も非常に高い。その上、ザックリ・トップを繰り返せば……。18打+αが確実にラウンドスコアに加算されていくのだ。

100を切れないゴルファーがグリーン周りで費やす打数は、少なく見積もっても54打(パット36打+アプローチ18打)。上手くいってこうなのだから、実際のところショートゲームの割合はラウンドスコアの60%を超えている。つまり、グリーン周りの打数を減らさなければスコアを縮めることは難しくなるのだ。

グリーン周りでミスを減らす。
そのためには
「プロの真似」をする

では、どうすればグリーン周りでの打数を減らすことができるのか? まず、約40%と非常に大きな割合を占めているパット数を減したい。そのためにしなければならないのが、“1パットチャンス”にアプローチを寄せることだ。

パッティング技術を磨く、あるいは良いパターを手にする。そうすることでもパット数を減らすことは可能だが、実際、パットが決まるかどうかの命運はカップまでの「距離」が握っている。カップまで30センチ以内なら9割入る人でも、2m、5m、10mと遠くなる毎にカップインの確率は下がっていく。近ければ入るし、遠ければ入らない。逆に言えば、たとえグリーンを外しても絶対に1パットでいける距離まで寄せてしまえば、パット数を半減させることが可能なのだ。これだけでラウンドスコアを10打以上縮めることができる。

そんなプロみたいなことが出来れば、それはそうでしょ!と思うかもしれないが、プロを真似できるのはショートゲーム領域だけである。グリーン周りから寄せる時に、あるいは1mのパットを決める時に、300ヤードを飛ばすためのヘッドスピードは必要ない。どんなパワーヒッターでもショートゲームでは僕らと同じ、必要な出力でボールをコントロールしている。だから本特集では、まず、グリーン周りで「プロの真似をする」ことをオススメしたい。それは決して技術ではなく、 “誰でも”、“そのまま”真似できる基本的なことである。

[ パット数を減らす基本 ]
とにかく1パットチャンスに寄せる!

5m、10mのロングパットを決められる人が“パット巧者”ではない。カップに近く寄せるほど次のパットが入る確率が高くなる。“パット巧者”とは、結局アプローチ巧者なのだ。

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