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スイングがシンプルになるキモをお教えしましょう。ツアープロコーチ大西翔太のゴルフスイング開眼メソッド【1】

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スイングを正しくシンプルにさせる
大西翔太コーチ推奨DRILL〈練習方法〉

青木 ツアーでもスイングに課題が出た時、翔太コーチは「ドリル」の提案をしてくれるよね。
大西 正しい動きを身につけるためには、その動きを切り抜きし、わかりやすく誇張した動きを反復運動させるドリルが、新しい感覚をプレーヤーに芽生えさせるために一番効果的です。
青木 ここで紹介しているのは、上半身と下半身、それぞれを分離させるためのドリル運動というわけですね。
大西 ゴルフスイングの基礎となる大切な動きだけに、練習場でボールを打つ前にぜひ実践して、しっかりイメージ作りを心がけてほしいです。クラブを使わない日は、ご自宅(鏡の前など)でフォームをチェックしましょう。
青木 こうして取材して、頭でなんとなく理解したらなんとなくできたつもりになる、“編集者アルアル”があるそう(笑)
大西 プロゴルファーだって、日々の反復練習を欠かさないわけで・・・。努力なくして安定したパフォーマンスは身につきません(汗)

青木プロの練習打席にiPhone、
何を見ているの?

ツアーではトラックマンと連動させているので、弾道データを確認しています。日常では鏡として応用、スイングのモーションを確認しています。主にチェックしているのはスイング軸、しっかり軸をキープしながら振れているか、ナイススイングの大切な条件のチェックは怠りません。

上半身

大西流スプリットハンドDRILL

軸をしっかりキープ、
アームローテーションも忘れずに!

練習場では実際にボールを打ってみてほしい。ボールを真っ直ぐ飛ばすためには、しっかりとアームローテーション(腕を振る・クラブフェースを返す)が必要。身体の回転とアームローテーションの動きを融合させることが上半身の基本です。

ビジネスゾーンの正しいクラブの動かし方
大西流スプリットハンドDRILL

クラブを短く持ってグリップエンドが
身体から離れないように

ボールをまっすぐ飛ばすための勝負は、正面から見た3時9時のビジネスゾーンの動きが全てを担っています。守り事は回転運動で動く上半身の正面からクラブが離れないこと、そして身体とクラブの距離が変わらないこと。これさえ実践できればミート率は高まり、弾道は安定してきます。

下半身

下半身主導で飛距離アップを促す
STEP DRILL

ボールの前に足を閉じて立ち、右足を大きくテークバックさせて、左足を踏み込んでボールを打っていくドリルです。スイングの出力を担う下半身の動きを体得するために取り組もう。

テークバックで右膝はアドレスの位置をキープ

下半身は体重移動を担いますが、スウェー(横ブレ)させてはいけません。テークバックの際は右膝の位置をキープしましょう。この位置をキープしながら、膝を縦に動かす(腰を後方に引く)ことで、上半身の回転運動をスムーズに促します。

撮影=高橋淳司
取材協力=米原ゴルフ倶楽部

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