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老け込んじゃダメ!|[ LESSON ]あなたの飛距離を守る毎日10分の努力【1】

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現代人の必須ツールであるスマホやPCは身体の姿勢を悪くさせて、ゴルフのパフォーマンスも悪くさせる。
だからこそ、身体をリセットさせる取り組みが必要なんです。

ゴルフって素敵なスポーツだ。そんなにハードな動きがない分、歳をとっても楽しめるのも大きな魅力。だからこそ、ゴルフは“健康のスポーツ”とも言われている。日々、ゴルフのための練習場通いも、ゴルフ場で芝上を元気に歩くことも、運動の一環として健康に貢献してくれる。良い趣味を持てたこと、私たちゴルファーはラッキーだ。
 しかしだ、年齢とともにパフォーマンスは落ちてくる。顕著に落ちるのは飛距離だ。でもそれって本当に年齢が原因なのだろうか? 健康のためにゴルフを楽しんではいるが、ゴルフのために何かトレーニングをしたことはあっただろうか? やれる時にやるべきことをやる、人の身体って意識して動かさなければ、どんどん錆びついていくのだから・・・。今号の特集はゴルフのアンチエイジング、お楽しみいただきたい。

ツアープレーヤーたちが信頼を寄せるトレーナーの斎藤大介さんにゴルフアンチエイジングを教わった!

忙しい私たちの運動しない身体は、事実どんどん動かなくなっている。
健康のためにゴルフをプレーしていても、年々落ちる飛距離が身体の劣化を感じさせる。
しかしだ、毎日たった10分ばかり、ゴルフスイングを意識したトレーニング・ストレッチに取り組むことで、パフォーマンスを維持できるし、さらに向上させることだって可能になる。
私たちは飛ばなくなったことを、年齢のせいだと言い訳にしてはいけないし、何よりもう飛距離が落ちたなんて言わせない!
ゴルフのために日々の努力を頑張ろう!

ガビーん!!
飛距離が落ちるのって、
〝老化〟じゃなくって運動不足が原因だってさ…。

スコアアップは日頃の努力なくして実現できない。
そして年々飛ばなくなる飛距離を維持するのも努力がいるんだ。

一般アマチュアゴルファー代表
野村タケオさん
のむらたけお、イラストレーター。シングルハンデの腕前でシニア競技を楽しんでいる。あらゆるメディアで新製品レビューなどコラムも担当している。

ツアートレーナー
斎藤大介さん
さいとうだいすけ。米ツアー17勝、日本ツアー6勝をサポート。フィジカルアップを実現させるプロ、彼の指導のもと多くのツアープレーヤーたちがトレーニングに励んでいる。

今企画には一般アマチュアゴルファーの代表として野村タケオさんが登場。ゴルフに一生懸命、競技ライフを楽しんでいる野村さんでも日常から運動を意識して行なっていない。ゴルフトレーナーの斎藤大介さんが指摘するのは“姿勢”。日常から固まっている姿勢をリセットする運動に取り組みたいという。

野村 ゴルフ以外に運動を全然していない私ですが、それだけでは体力は落ちていきますかね?
斎藤 そうですね。とくに普段から座わり仕事が多い方は注意。同じ姿勢でいることは身体によくありません。
野村 僕はイラストレーターという仕事柄、ズバリ座りっぱなしです。家で運動もせず、練習場通いもここ数年で少なくなりました。最近はインドア施設に週一くらい行っていますが、唯一の運動と言えばその程度・・・。
斎藤 座りっぱなしとのことですが、どのくらいの時間、座ったままなのですか?
野村 2、3時間・・・、時には4時間。
斎藤 ゴルフをされる方は、車移動も多いはず。そのうえ、デスクワークで座ったまま。重ねて猫背になってスマートフォンを見る機会も多い。とにかく、前傾で固まった姿勢が続いています。まずは前傾姿勢を矯正するトレーニングを推奨したい。
野村 私自身、身体がガチガチだという意識はあります。
斎藤 まず日常的に同じ姿勢で固まっている筋肉を伸ばす運動をするべき。姿勢を正しく矯正する運動に取り組むことで、ゴルフスイングの可動域(ヘッドスピード)に寄与して、飛距離アップも期待できます。
野村 飛ばせるなら実践したい!飛距離が落ちたのは年齢というより、身体を動かさない日常生活に問題があるんですね。

前傾姿勢で固まった姿勢が
飛距離の老化を促進させる

スマホ生活は顕著に姿勢を悪くさせる飛距離低下の原因の一つ

「野村さんに素振りをしてもらいました。フィニッシュでバランスを崩しがち、日常生活での姿勢の悪さが原因だと考えられます」(斎藤トレーナー)

取材・文=田村一人 撮影=田中宏幸
取材協力=越谷ゴルフリンクス プライベートスタジオ

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