キャロウェイ一筋20年以上、プロコーチの石井雄二さん。
新作「クアンタム」の高初速性能の威力を自らの経験、プロゴルファーたちのテスト結果をもとに解説。
通常はインパクトの瞬間、ヘッドスピードは減速するもの。しかし私、そして穴井プロはヘッドスピードが落ちないことを実感。「クアンタム」の3層フェースのエネルギーロスのなさが、ボール初速アップに貢献しているのだと感じる(石井)
石井プロの実測値
[クアンタムMAX]
▶クラブスピード48.1m/s
▶ボールスピード70.5m/s
▶スピン量2330回転
▶キャリー271yd
穴井詩プロの実測値
[クアンタム♢♢♢MAX]
▶クラブスピード48.0m/s
▶ボールスピード71.1m/s
▶スピン量2250回転
▶キャリー265yd
大前提としてルールが制限されている中で、メーカーが言うほどの進化を感じられるか・・・という疑問が読者の皆さんにもあるはずだ。私たちプロだって一緒、近年のドライバーは確かに飛ぶが、すでに限界性能に行き着いている感じはある。しかし「クアンタム」は確かな進化が実感できるドライバー。私もそうだが、レッスンしているプロたちが、軒並み初速アップしているのだから、その進化を認めざるを得ない。
キャロウェイの高初速性能を担う3層フェース「トライフォース」を、私なりの実感で解説したい。ずばりこのフェースが凄いのはエネルギーロスがないことにある。インパクトでヘッドスピードが落ちないし、むしろ上がってまでいる。弾道を測定しているのは最新トラックマン5、ヘッドスピードの計測値はインパクトの瞬間であり、通常はボールとの衝突で必ずヘッドスピードは落ちるもの。しかし「クアンタム」は落ちない。
ヘッド形状の空力効果がないとはいえない。しかし、それほど形状が変化していないのだから、フェースにエネルギーロスが生じていないこと以外、説明が成り立たないのだ。ボール初速は1m/sアップ、キャリーで約5ヤードの飛距離アップ・・・明らかな進化である。
私自身は「Aiフェース」の進化も実感。トゥ上にミスヒットしたチーピン気味になるはずの弾道が、なんとフェアウェイキープ。OBになるはずのホールがバーディを獲れたのだから、「クアンタム」を認めざるを得ない。
一人のゴルファーとして、「クアンタム」は忖度なく“大当たり”だ。もちろん例年いいのだが、“いい”のレベルが違う。プロ、アマ含めて多くのゴルファーが私に意見を求めてくるが、“買って損なし”と応えている。
キャロウェイが言う「チタンフェースをより薄く設計できたことで、Aiフェースの補正能力がより強調される」は嘘偽りなし。フェースの打点ブレによる弾道の曲がりを補正してくれる機能は、シリーズで一番実感できる(石井)
モデルを選ぶ際、ついプロが使用している「♢♢♢」を選択する方がいらっしゃいますが、私はつかまりよくエネルギー効率のいい「MAX D」、軽量でヘッドスピードを上げていける「MAX FAST」を推奨したい。大切なのは、“自分にとってやさしい”ドライバーを選ぶことです(石井)
解説/石井雄二
いしいゆうじ、プロコーチ、1976年7月25日生まれ。六甲国際ゴルフアカデミー・チーフアドバイザー。穴井詩、後藤あいなど多くの若手プロ、ジュニアゴルファーを指導。ときには様々なトッププレーヤーたちが彼を慕い、データ解析に基づいた指導を行っている。
問い合わせ キャロウェイゴルフお客様ダイヤル 0120-300-147
撮影=田中宏幸、高橋淳司
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