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夏に差をつけるのは 「回復力」|食トレで変わる、 その一打!Vol.48

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疲労回復を助けるビタミンDが
紫外線を浴びた皮膚から合成されるって
ご存知でしたか?

真夏のラウンドは、想像以上に体力を消耗します。後半まで集中力が続かない、翌日に疲れが残る、脚が重い。そんな疲労感覚に悩まれるゴルファーも多いのではないでしょうか。

 トップアスリートの夏対策は、単なる暑さ対策ではなく、「回復できる体を維持すること」も大事なテーマとされています。そんな中で近年、スポーツ分野で注目されている栄養素のひとつが、『ビタミンD』です。ビタミンDは、カルシウムの吸収を助け、骨の健康維持に関わる栄養素として知られており、近年では筋機能や身体のコンディションとの関係にも注目が集まっています。

 筋細胞にはビタミンD受容体が存在することが確認されており、筋タンパク合成や神経筋機能、身体機能との関係についても研究が進んでいます。ビタミンDはスポーツ分野でも注目されているのです。

 さてビタミンDという栄養素、食事やサプリメントからの摂取だけでなく、紫外線(UVB)を浴びることで皮膚でも生成されます。夏場はごく短時間の日光浴で十分な量のビタミンDを生成できると言われているため、屋外で活動するゴルファーにとっては十分な状態にあると思われがちですが、実際には過剰な日焼け対策や練習環境などによって、ビタミンDを得ることが困難になることも分かってきています。

 ビタミンDは、鮭やサバ、イワシなどの魚類、卵、きのこ類にも多く含まれています。しかし近年、日本人の魚介類摂取量は減少傾向にあり、意識して取り入れることも大切になっています。トップ選手の栄養サポートでは、食事だけで完結せず、睡眠や疲労回復までを含めて、日々の状態を安定させていくことが重要になるのです。

 ゴルファーにとって夏というシーズンは、「頑張る季節」というより、“崩れない体をどう維持するか”が問われます。スコアを左右するのは、技術はもちろん、その技術の根底にある日々のコンディション管理なのです。

石松佑梨
いしまつゆり。管理栄養士、数々のトップアスリートたちをサポートする食トレのスペシャリスト。著書の「過去最高のコンディションが続く 最強のパーソナルカレー」(かんき出版)はアスリート必携の1冊だ。

参考文献=●PLOS ONE “New Approach to Develop Optimized Sunscreens that Enable Cutaneous Vitamin D Formation with Minimal Erythema Risk”
●Hospital for Special Surgery
“Vitamin D and Athletes”
●Close GL et al.
“Vitamin D and skeletal muscle function”
●厚生労働省「国民健康・栄養調査」

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