今、クラブメーカー各社がツアーウェッジの開発に注力しています。スピン性能、豊富なソールラインナップ・・・など、常にツアーシーンで高いパフォーマンスを発揮するために必要なウェッジです。かつて、そのど真ん中にいたフォーティーンのウェッジが、昨今はそれらと一線を画しています。安心感ある大きなヘッドフォルム、ボリュームあるソールなど、シャープなツアーウェッジとかけ離れた性能であることは一目瞭然。ターゲットとなるプレーヤーをアマチュアゴルファーに定めていることを意味しています。
原理原則、ゴルフスイングはゴルフクラブの性能を活かすために存在しています。だからこそ、やさしいモデルを使えば、自ずとスイングを充実させてステップアップを促してくれるのは間違いありません。そしてもっと大事なことは、自分にとって難しいクラブを使うことのパフォーマンスの弊害です。バンカーから出せない、ダフリ・トップが止まらない・・・ウェッジにおいてクラブ性能がシビアなために積み重ねた失敗経験は、確実にメンタルに深いダメージを与えています。それは自信を喪失させ、自ずとウェッジショットに苦手意識を根付かせてしまうのです。
ツアーウェッジは、その名の通りスキルに秀でたツアープレーヤーをターゲットとしています。見た目はシャープで機能的に見えますが、操作性はシビアでありヘッドコントロールに精度を要求しています。それに対してフォーティーンの「FR︲3」、「FR︲5」はプレーヤーにシビアさを要求しない。アマチュアゴルファーのヘッドコントロールの精度に合わせた寛容的なソール設計がなされているからです。ターゲットとするゴルファーで大きく性能が異なってくるのは当然、あなたにとってどちらが有利なクラブであるか、明白です。
フォーティーンの創業者・竹林隆光氏の著書『ゴルフクラブの真実』では、70台のスコアを目指すためのクラブ選びとして、“補助輪付き”クラブを積極的に選ぶことが推奨されています。補助輪は自立前のサポート役を意味します。補助輪付き、という言葉に抵抗を感じるかもしれませんが、補助輪のないクラブで転んでばかりいるよりは遥かにいい。至極真っ当だと感じます。
コーチ目線において、アマチュアゴルファーに必要なクラブ選びは、自分にとって適切な“補助輪”のついたクラブを選んで欲しいということです。スイングで悩まれるより、正しいクラブを選ぶことが解決策として有効ですし、何よりスコアアップに有利であることは間違いありません。
70台を目指す全てのアマチュアゴルファー
全てのウェッジショットをシンプルに成功させたい
シンプルな寄せを変更なく成功できる強み
入り口にバンパーが設けられたユニバーサルソールのおかげで、ボールのコンタクトが驚くほど簡単に感じます。
フェースを開かなくとも、ほどよくバウンス効果が効いてくれるため、ボールの運びやすさがありますが、フェースを開いてのボールコントロール性も良く、各テクニックをやさしくさせてくれる感覚があります。
現在、ツアーウェッジを使用されている方は、“やさしい”と感じられるはず。その感覚こそが実戦では何より有利な感覚なのです。シングルハンデを目指す方のステップアップに貢献するほか、緊張感ある競技シーンの大切な1打でも大いに活躍してくれるはずです。
バンカーを克服したいアマチュアゴルファー
キャニオンソールのWバウンス効果が確実なボールコンタクトを
サポート
ボールが容易に飛ばせる圧倒的な安心感
バンカーショットが苦手なアマチュアゴルファーにとって、ボールを飛ばすことの難易度は計り知れません。
ボールが飛ばせないのは、ヘッドを砂に潜らせた瞬間、その圧(抵抗)に負けてしまっているから。すなわちソールをうまく使えていないことが理由です。ソールを使うためには、フェースを開く必要がありますが、難易度が高い。
そんなシーンを克服させるのが、「FR-3」のキャニオンソール。ウェッジを開かなくてもバウンス効果が働いてくれるため、砂の抵抗を物ともせず、驚くほどボールがやさしく飛ばせることを実感できるはずです。
※パラメーターが上回っているからといってそれが全てではありません。例えばオートマチック感に秀でていれば、自ずとテクニック性はやや下がってしまうもの。弱点克服・向上、ご自分にとってベストなサポート機能を選ぶことが道具選びの真髄なのです。
試打・解説
兼濱開人
かねはまかいと、学芸大ゴルフスタジオ所属。
森守洋の一番弟子としてツアープレーヤー、アマチュアゴルファーの垣根をつくらず原理原則に基づいたコーチングに従事。
撮影=高橋淳司 取材協力=米原ゴルフ倶楽部
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