“最上”を追求したかった・・・、
そう語るのは新興シャフト「アルテラ」でグローバル戦略を手がけるクリス・エルソン氏。
「アルテラ」が私たちに提案しているシャフト選びの新たな価値を知りたい。
●66000円(モデル45のみ71500円)
ギリシャ語で“最上の”と言う意味を持つ「ARETE」を由来して、これまでのシャフトでは実現できなかったという“最上”を追求して生まれたと言う。大手シャフトメーカーを成功に導いてきた技術者・製造、戦略、経営とそれぞれのカテゴリのエキスパートたちが集って生み出されたシャフトが「ARETERA(アルテラ)」だ。気になるのは具体的に既存のシャフトでは何が実現できなかったのか・・・。
「実際、大手シャフトメーカーの開発に関わってきたから言えるのですが、それらは大量生産で最高の機能を実現させなければならないものであり、“最上”ではないこと。理想を知る有志が集い、コスト、数量の制限を度外視した“最上”が『アルテラ』です」(クリス氏)
カーボンシャフトは様々なシートを積層して生まれる。狙った挙動を実現させるために、様々な技術が駆使されている。「アルテラ」が目指したのは、よりしなやかなしなり戻りを実現させること。良質なフィーリングはゴルファーに再現性を提供できるからだ。
「単一方向の層と45度バイアス層を交互に積層し、狙った挙動に応じて最高のフィーリング、再現性を提供できるのが『アルテラ』の独自技術『CONTROL CENTR』。ねじれ安定性に寄与できるバイアス層をコア(中心)から離れた位置に配置できることが最大の強みです」。
言葉にすると簡単だが、製造は至難を極め、工場には「アルテラ」専用の施設を設置。コストにして通常の約10倍というから、大量生産モデルに着手できない“最上”である。
ARETERA
GLOBAL STRATEGY
三菱ケミカルやラムキンなど、数々のメーカーで十数年活躍してきたキャリアを活かし、PGAツアーや世界の市場において「アルテラ」の啓発・普及活動を担当する。
「CONTROL CENTR」は、ねじれ安定性に寄与するバイアス層をコアから離れた箇所に配置できることで、インパクトの安定性を向上させる。「トッププレーヤーのパフォーマンスをアップさせるために設計・開発してきたが、ミスヒット時にスピンを抑制できるため、アマチュアに効果を及ぼすことがテストで顕著になりました」(クリス氏)
従来の製造技術では実現できなかった“最上”のシャフト「アルテラ」は、フィッティングでベストなスペックを選んで欲しいというのが願いだ。そのため従来のスペックに対する概念を捨てて欲しいとクリス氏は語る。
「例えば捨てるべきはフレックスの概念です。シャフトにはモデルに応じた個性があるため、フレックスは必ずしも“定番”を選んではいけないが、ゴルファーの固定概念がそうはさせない傾向にある。『アルテラ』はフレックス表記をあえて数字にしたのは、その概念でシャフト選びをして欲しくないから。あくまで振りやすく、安定感が得られるスペックをフィッターと導き出して欲しいのです」。
自分にとって最高のシャフト選びをフレックスの固定概念が邪魔をする。いわばゴルファーの弱点が、「アルテラ」の新概念では介在させないのだ。
フレックス表記を数字にしたのは、S(Stif)、R(Regular)といった表記に意味のない固定概念がゴルファーに発生しているため。
「アルテラ」の1stモデル『ΣC1』にはBLUE、GRAYの2モデルをラインナップしている。
「癖のない素直な挙動の『BLUE』、そして『BLUE』をベースとして先端の曲がり剛性のみを高めたのが『GRAY』。先端挙動に変化をつけることで、シンプルにつかまりやすさの変化、それが及ぼす弾道変化を体感し、自分にとってのベストを導いていけるのです」。
「アルテラ」のシャフト選びはフィッティングをマストとしているからこそ、“シンプルさ”にこだわる。ゴルファーは固定概念に拘らずフィーリングを重視し、フィッターはゴルファーのフィードバックでベストなモデル・スペックをシンプルに提案できる。最高のシャフトは納得のフィッティングで“最上”を提供できるのだ。
シャフトには性能をシンプルにイメージできる、トルク強度と曲がり強度のインジケーターがデザインされている。
スイングに順応する良質なシャフト挙動を体感でき、エースシャフト超の好結果が出た。(徳光祐哉プロ)
先端挙動だけの違いでここまで振り心地が変わるのに驚き(徳光プロ)
走り感のある「BLUE」、叩ける感覚のある「GRAY」というのがシンプルな印象です(秀島プロ)
インパクトでもう一押しできるポジティブな感覚があるから弾道操作と飛距離が得られる。(秀島寛臣プロ)
問い合わせ/正規日本総販売元 朝日ゴルフ株式会社 TEL078-793-8440
撮影=荒川絢、高橋淳司
取材協力=石井雄二プライベートラボ
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