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検証!高初速のELYTEは、芝打ギアこそ威力を発揮する。|キャロウェイ

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Ver.フェアウェイウッド

BUZZ GOLFの仮説

キャロウェイは「PARADYM Ai スモーク」(2024年モデル)でAIによる数万回ものフェース設計シミュレーションを用い、マイクロディフレクション(無数のたわみ)をフェース面上に実現。モデル毎に設計された無数のたわみが、打点ブレでも初速を落とさない画期的な技術で驚かせてくれた(筆者は感動してMAX Dを購入)。その技術は「ELYTE」(2025年モデル)でも踏襲され、さらに微細に弾道補正ポイントが増加されたという『Ai 10x FACE』を搭載。実際、ドライバーは素晴らしい高初速性能で人気を得ている。が、この技術が真価を発揮するのは打点ブレが激しい芝打ちギアではないか!? フェアウェイウッドやアイアンこそ、狙ったエリアへ確実に飛ばしてくれる威力を発揮するのではないか。「ELYTE」はそんな夢のクラブかもしれない・・・。

Ai 10x FACE

スーパーコンピュターのソフトウェアの能力を高め、さらにフェースの微細な部分までスキャニングを可能とし、フェース上のコントロールポイントの数が増加。まさに最先端AIが導き出した最強のフェースだ。

高初速で高弾道、
夢のフェアウェイウッド、
ELYTEを打て!

検証を依頼したのは令和の試打職人・石井良介。実際彼も「ELYTE(エリート)」のFWの購入を検討している一人である。この取材タイミングではここで紹介するラインナップは「試打ラボしだるTV」ですでにテスト済み。早速感想を話してもらう。

「『Ai 10x FACE』がもたらす初速性能は春の新作でトップ。ミスにも強い」と自身も「ELYTE」ドライバーはすでに購入済み。フェアウェイウッドはどうか?
「スタンダードか、チタニウムか♢♢♢が悩ましい。ドライバー同様に初速性能が素晴らしく高弾道。今日の芝打ち取材で確定させようかと・・・」。そう言いながらテスト開始。驚きの第一声は“抜けが良い!”。どうやら今作から新採用された独自のソール形状が抜けの良さに貢献しているようだ。

「ソール中央部から後方にかけてソールが浮いた形状をしている。すなわちローバウンス効果と言いますか、インパクトロフトが増える効果を促してくれて高弾道。芝の上から打って初めて体感できる凄さがある」。

石井を驚かせたのは「ELYTE」に採用されたステップ・ソールだ。
「ソールが芝面に突っかからないから抜けがよく、スピードが加速したまま落ちないのが強み。抜けが良いというのは、芝打ギアにとってメリットしかない」。

石井はチタニウムにほぼ決意が固まったようだ。5機種もあるFW、どう選べば良いのか。
「モデル毎で“つかまりやすさ(操作性)”、“スピン量”が異なるので、あくまで打ちやすいモデルを選びたい。ゴルファーがベストを選べるために機能が細分化されたラインナップがあるのです」。

検証結果はやはり、「Ai 10x FACE」の初速性能はFWでもピカイチだということ、そしてその効果をさらにサポートするソールの抜けが素晴らしかったということ。FWを迷っているなら「ELYTE」を必ず試すべし。

余計な跳ね返りを抑えるステップ・ソールデザイン

2022年の「APEX UW」で威力を発揮した独自ソール。地面と接する面積を57%も減少させることでヘッドの抜けを促す。ソール後方が浮いた状態にあるが、ソール前方デザインの工夫によりヘッドの座りまで配慮されている。

ヘッド内部の工夫
タングステン・スピードウェーブ

ソールの内側からわずかに浮いた状態でウェイトを配置することで、トップに近い当たりでもロスなく飛ばせる隠れた技術。

石井の狙いは3本から

※ともに5Wの測定数値

STANDARD

ややスピン量が多く吹け上がり気味、それだけボールが上がりやすい基本性能を備えている証拠でもある。

TITANIUM

高初速かつ最適スピンな弾道、打感もよく石井はコレで決まり!

♢♢♢

低スピンで飛距離性能がよく捨てがたいが・・・FWは安定性を選びたい!

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