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トップトレーサー・レンジの「ポイントゲーム」は遊んでいる感覚でパーオン率を上げてくれる|短期連載 練習場のウワサを検証

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ポイントゲームとは?

トップトレーサー・レンジの「ポイントゲーム」は、練習場内に設置させた目標物を狙ってポイントを取り合うゲーム。1人3球ずつの2ラウンド制。
目標物に近いほどポイントが高くなるだけでなく、ランダムに空間に出現するゲートを通過するとポイントが倍になる他、相手のポイントを奪う「スティール」のゲートもある。

中西 面白そうなモードですね。堀尾さんには負けられない!
堀尾 お手柔らかにお願いしますよ。
中西 ピンを中心にサークルで狙えるのが、距離感をイメージしやすいですね。
堀尾 プロはグリーンを狙うときに最低でもグリーンに乗る大きな円、上手くいけばピンに寄る小さい円と、ターゲッティングに許容を持っている選手が多いよね。
中西 おっ! 2倍のゲートが出てきた。空中に目標があると、弾道の高さを意識できるのが本格的ですね。
堀尾 タイガー・ウッズがよく言っているウィンドウ(窓)ってやつだよね。
中西 けっこう難しいけど、よし通った! 弾道の高さに対してキャリーが明確になるのも、より距離感が研ぎ澄まされる。
堀尾 空間ゲートを通す取り組みは、その一球一球が弾道コントロールまでも意識できるので、より実戦的になりますよね。
中西 とりあえず、私は3球で90点でした。
堀尾 いきなり差がついたから、ちょっと遠い目標を狙いますね。うーん、ハーフトップして1番外のサークルだったけど40点。
中西 ハイブリッドで打って、あの距離は乗ればOKですよ。
堀尾 このゲームだと遠い距離は乗せる、近い距離は寄せるというスコアメイクの基本的なマネジメントも身につく。
中西 マッチプレー感覚で白熱しますね。
堀尾 普通の練習場だとストレートボールしか打たない人が多いけど、このゲームだとドローやフェードを打つ練習になりますね。
中西 2ラウンド目の1球目はフェードで狙います。よし成功!
堀尾 一気に100点以上も差がついた。さすがプロ、もう勝ち目はない・・・! 心が折れても、諦めたら終わりだから。(バトル形式はメンタルも鍛えられる)。おっ、最後に3倍のゲートが出てきた。2倍より的が小さいけどフェードで狙って……。ダメか(笑)
中西 3倍は難しいですよね。僕は1回通しましたけど(笑)。改めてトップトレーサー・レンジで取り組める実戦感覚の練習メニューは有意義ですよね。
堀尾 ショット精度を担う高さ、距離感、サークル要素が盛り込まれているので、日常の練習をゲーム感覚でパーオン率アップにつなげられるから楽しい。
中西 遊びながらってところ、大事ですよね。私はジュニアレッスン会でもよく話をしますが、楽しむことが上達の1番の近道だと思います。

メリット1
プロゴルファーのようにサークル(円)で
ピンを狙う感覚が身につく

プロゴルファーはグリーンを狙うとき、ピンから1m、3m、5mのサークル(円)をイメージしている選手が多い。「ポイントゲーム」には4段階の距離のサークルがあり、サークルを意識しながらピンを狙う感覚を習得できる。

メリット2
タイガー・ウッズもイメージしている
「空中の窓」を狙って練習できる

ゲーム中に出現するポイント倍増チャンスのゲートは弾道の高さを意識する練習になる。タイガー・ウッズも常に「空中の窓」を意識しているそうだ。

メリット3
遠い距離は乗せる、近い距離は寄せる、
戦略的意識を磨ける

遠くの目標物ほどポイントが高くなるので、1番遠くのサークルでもポイントが稼げるが、近くの目標はピンに近くないと高得点にならない。ゲームをしながら遠い距離は乗せる・近い距離は寄せる感覚が身につく。

メリット4
攻めるか、守るのかの
判断が実戦に近い

「思い切って狙うのか」「安全に守るのか」を選択しながら1球ずつ打つメンタル面が本番のラウンドに近い。

中西直人

1988年8月11日生まれ。大阪府出身。2010年にツアープレーヤーに転向し、明るいキャラクターと積極的にバーディを狙うスタイルで人気選手になった。

堀尾研仁

1971年4月16日生まれ。岐阜県出身。2002年からツアープロ帯同コーチとなり、日本ツアーだけではなく、海外メジャーにも帯同。現在でも中西直人などのコーチをつとめる。

ツアープロの実力を見せつけられて185ポイントもの大差がついた。「普段からドロー、フェード、高い球、低い球を打ち分けているツアープロは強い」(堀尾)

取材・文=野中真一
撮影=高橋淳司

取材施設=Golf Range K2(神奈川県足柄上郡)

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