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XXIOの殻を破った14代目がベールを脱いだ。|青木瀬令奈

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最強の高初速を生み出すには、
ヘッドをさらに
たわませるしかない。

ドライバーの初速を生むメカニズムは、インパクトのエネルギーをいかにロスなく、大きなパワーでボールに伝えるかを極めるしかない。
XXIOの技術陣に立ちはだかった壁は、従来のフェースでは初速性能の限界を突破できない事実だ。

だったら…
XXIOが歩むべき道は、
新素材フェースの創造にあり。

改めてメイドインジャパンの
凄みをXXIO14ドライバーで
体感できると断言します!
──青木瀬令奈

世界初の新素材
VR-チタンが
一撃の飛びを生み出す

XXIOのみならず各社がドライバー開発で取り組むのは、インパクトでボールと接触するフェース性能の技術進化だ。ルールで定められた反発係数(CT値)の中で、いかにインパクトで初速に還元するエネルギーを生み出せるかが勝負になる。
「ボール初速を生み出すパワーの源として、ヘッドをいかにたわませるかが性能の鍵になります。XXIOドライバーのヘッドにはシリーズ11代目から『Super‐TIX®51AF』というチタン素材を採用してきました。しかし、もっと大きくたわませるために薄肉化させるとインパクトの衝撃に耐えられない。高初速化には新たな素材開発が要求されました」。

そう話してくれたのは住友ゴム工業で、XXIOのヘッド素材選定を担当した水谷成宏さんだ。新たな高初速性能を求めてタッグを結んだのは日本製鉄(株)。これまでにはない強靭な新チタン素材が完成した。
「我々の求めるヘッドのたわみ量に応える新素材は、シリコンを配合した『Super‐TIX®52AFS』、その名も世界初採用の『VR‐チタン』が完成に至りました」。

新素材『VR‐チタン』が画期的進化をもたらしたXXIO14のフェース技術『ULTiFLEX』。XXIO13との対比では、中央部の一撃ゾーンで183%もの初速性能を進化させ、高初速エリアは151%も拡大した。「従来のXXIOユーザーは顕著な進化を感じ、その他のゴルファーは“XXIO=高初速”のブランドだと再認識いただけるはず」と水谷さんは自信をのぞかせる。

新素材『VR‐チタン』による初速進化を感じているのは、XXIOを初代から愛する青木瀬令奈。
「最初のテストで顕著に結果が良かったので、使用認可を早める提案をしたぐらいです。現在、ドライバー市場は海外ブランドばかりが存在を高めていると聞きますが、改めてメイドインジャパンの製品力を体感いただきたい。XXIOは裏切りません」(青木)

技術者に聞きにくいことを聞いてみた!

Q
XXIO14はカーボン素材の採用は検討しなかった?

A
XXIOクオリティには現時点チタンが最高素材です

カーボンと金属をハイブリッドさせるよりも、XXIOに求められる打感や打音など高品質を保つために、現時点ではチタンが最高素材であるのは間違いません。

Q
XXIO14は高慣性モーメントは追求しなかった?

A
XXIOに必要以上の慣性モーメントは必要

ミスヒットでもエネルギーを落とさない高慣性モーメントですが、それをなしえるためには、“振りやすさ”を妥協しなければならない。XXIOは“振りやすさ”が命、ミスヒットへの強さよりも、ミスをさせない機能を優先しています。

新素材開発の立役者
水谷成宏さん
住友ゴム工業株式会社
スポーツ事業本部商品開発部
クラブ技術グループ課長

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