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トップトレーサー・レンジでスコアアップした人が増えている理由は?|短期連載 練習場のウワサを検証

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TOPTRACER12とは?

トップトレーサー・レンジの練習モードのひとつ『TOPTRACER12』では12球のショットを実戦感覚で打つ練習ができる。12球のうち3球がドライバーで、ドライバーは40ヤードの幅の中に打つ。残りの9球はグリーンを想定した30ヤードの円を狙って打つ。狙う距離はランダムに指定された150ヤード以下。12球を打ち終えるとドライバー、アプローチ、総合のトータルハンディキャップを診断してくれる。

「1球1球に集中してボールを打てる。
本番というか試合に近い感覚です」
中西直人

中西直人
なかにしなおと、1988年8月11日生まれ。大阪府出身。2010年にツアープレーヤーに転向し、明るいキャラクターと積極的にバーディを狙うスタイルで人気選手になった。

トップトレーサー・レンジでは練習場の天井や屋根に設置したカメラがショットデータを計測し、各打席のモニターに計測結果を表示。複数の練習モードや、クラブ別の距離計測、ニアピン、ドラコンモードなどがゲーム感覚で楽しめる。
今回、中西&堀尾タッグがトップトレーサー・レンジの練習モードの一つ『TOPTRACER12』を体験。ランダムな距離の12球が要求される実戦的練習モードだ。

中西 たった12球なのに疲れた。1球ずつクラブを変えて、真剣にターゲットを狙って大変。
堀尾 ドライバーを打った後に、ランダムに要求される150ヤード以下のターゲット設定はリアルなパー4に近い。ラウンドに近い緊張感がいいよね。
中西 はい、試合に近い感覚で試されている感じです。
堀尾 普通、練習場ではセレクトする番手が偏りがち。『TOPTRAC
ER12』を試すと、いかに “想定しない距離”を真剣に打つことが凄く大事なんだと改めて実感する。
中西 結構、ビトウィーン(2つのクラブの中間)で嫌な距離もありましたね。
堀尾 練習場で12球打つのに、これだけキャディバッグから色んなクラブを出してライン出しをしたり、スリークォーターショットを打つことはないよね。

ちなみに中西直人プロはドライバーのフェアウェイキープ率が66・6%(3球中2球)でショット(アプローチ)編ではピンからの平均値は5・26メートルでした。

中西 たった3球なのにフェアウェイキープ率は稲森佑貴に負けた(笑)ドライバーの左右許容範囲が40ヤードというのもリアル・・・。
堀尾 でも、ショットの精度はさすがだね。全ショットが30ヤードの円(仮想のグリーン)に入っていた。
中西 自分の感覚で「手応えが良かった」とフィニッシュしたときは、計測データでピンの近くに落下していた。かなり精度の高い測定弾道にただただ納得。
堀尾 ミスも実戦的でリアル。8番で距離を落とそうとして、ゆるんでショートするとか。
中西 試合と同じミスが出るから、課題が明確になりますよね。
堀尾 練習場で自分以外の人が決めた距離を打つ仕組みがあったら、スコアアップの近道になると15年前から思っていた。それが具現化されたのがトップトレーサー・レンジ。
中西 15年も前からですか?(笑)
堀尾 昔から“練習場シングル”という人がいて、自分の打ちたい距離をノープレッシャーで打つのが得意。でも、コースに行くとイレギュラーな番手を打つ技術、距離へのプレッシャーが増幅されるためスコアが出ない。トップトレーサー・レンジは“練習場シングル”を生まないでしょ。
中西 もう一つ、僕が良いと思ったのはショット(アプローチ)の結果データが上下左右に4分割されていたこと。ミスの傾向がわかるし、練習でやるべき事がわかる。
堀尾 ラウンド前日に左右ミスの傾向をチェックするだけでも、意識の差は大きくなる。実は、これも近いようなアイデアは持っていたんですけど(笑)

「打ちたくない距離を打つから上達する。
クラブ選択から真剣になれる」
堀尾研仁

堀尾研仁
ほりおけんじ、1971年4月16日生まれ。岐阜県出身。2002年よりツアープロコーチとして活躍。今季は中西直人プロとタッグを組んで躍進に貢献する。

TOPTRACER12の練習モードは
AIがショット傾向を分析

TOPTRACER12ではAIがショットの結果を分析してハンディキャップを算出。スマートフォンなどにTOPTRACERのアプリをダウンロードすると、自分の練習記録がデータとして保存される。

トップトレーサー・レンジは日本全国110施設で使用可能!トップトレーサー導入練習場一覧取材施設=Golf Range K2(神奈川県足柄上郡)

取材・文=野中真一 撮影=高橋淳司

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