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BUZZ GOLF 2022年10月号 発行
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木下選手のスイングはフェースの開閉を抑えた方向性に優れたスイングだ。ストロンググリップでアドレスをし、スイング中はシャットフェースをキープして開閉を少なくしているのが特徴である。
テークバックではフェース面がボールを向くようにフェースを閉じた状態でクラブを上げていき、トップ・オブ・スイングではフェース面が空を向くシャットフェースに上げていく。ダウンスイングでは、バックスイングに比べてクラブをフラットな軌道で下ろし、インサイドからボールをとらえていく。インパクトからフォロースルーではフェースローテーションを抑えて体の回転で振り抜いていく。
インパクトの右肘が曲がった状態は、ストロンググリップやシャットフェースでスイングをする選手によく見られる動きである。スイングの特徴として、インパクトで体の回転を先行させ、クラブのリリースを遅らせる傾向にあるため、インパクトで右肘が曲がるのだ。無理に右肘を伸ばそうとすると、クラブヘッドが先行してフェースが閉じて左へのミスが出るので注意が必要。
フラットな軌道で方向性を重視した横振りスイングが杉浦選手の特徴。スイング中はフェース面を開閉させず、垂直軸を中心に体を横回転させるため、スイング軌道がフラットになるのだ。
アドレスでは前傾角度が浅く、体を垂直軸回転させやすくセットアップ。バックスイングではフェースを閉じた状態のままで低い位置にトップ・オブ・スイングを収めて、フェース面は空を向いたシャットフェースをキープ。ダウンスイング以降は、腰の回転量をアグレッシブにし、体の回転を先行させながらインパクトを迎えている。フォロースルーでもトップポジションと対照になるようフラットに振り抜き、フィニッシュは低い位置にクラブがおさまってシャフトが地面と平行になるポジションでフィニッシュ。
垂直軸を中心に回転しているので、肩の回転がフラット。バックスイングとフォロースルーともに、左右の肩が下がることがなく、アドレス時の浅い前傾角度をキープしてスイングをしている。横振りのスイングタイプになるため、体の負担が少ないメリットがあり、筋力や柔軟性に自信がない人は参考にしたい。
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