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秘伝 ゴルフスイング 真実のパズル(前)|基礎動作を知り悩みを解消する正解のワンピースをはめ込もう!

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ゴルフスイングを難解にさせているのは、どんな動きであれ、なんとなく慣れればボールを打ててしまうから。
スイングを形成する動作(パズル)の理解度を深めていない限り、間違った動作(パズル)で簡単にフォームを補助できたりもする。
そこにあるリスクは“伸び悩み”だ。
今号はあなたの“伸び悩み”に正しきワンピースをはめ込む特集。
スイングフォーム一つひとつのパーツにおいて基本を改めて学ぶ教科書のようにご覧いただきたい。

講師/阿河 徹
あがとおる、1976年生まれ。アメリカで最新のゴルフ理論を学び、内藤雄士ゴルフスクールにてレッスン活動。2012年よりツアープロコーチとして活動。都内でアマチュアレッスンも行っている(www.agagolf.jp)

グリップ編

グリップは
“つかまる”握り方が
絶対に有利だ。

クラブとプレーヤーの接点となるのがグリップ。ゴルフスイングの基本はクラブを適切に握ることからスタートします。ゴルフの基本のキだけにパフォーマンスに有利なグリップを理解しておきたい。様々な握り方がある中、絶対的に推奨したいのは、やや“ストロンググリップ”で握ること。とくにショートアイアンやミドルアイアンでは、基本的にインパクトでハンドファースト(ロフトを立てて打ち込む必要)に打つ必要があり、ストロンググリップは圧倒的にそれがやりやすい。ストロンググリップなら、インパクト時に当たり負けもしません。

ハンドファーストは簡単なようで難しい。インパクトで手首を逆に返して、ロフトが寝てしまうハンドレイト現象も、ストロンググリップなら抑制することも可能。ボールを強くつかまえることに有利な握り方がストロンググリップなのです。

ストロンググリップのメリットは
ハンドファーストのインパクトがしやすい!

ハンドファーストでインパクトするのはアイアンショットの必須スキル。ストロンググリップなら、シンプルにやりやすい。当たり負けに強く、つかまったショットを打ちやすくしてくれることも大きなメリットです。

ストロンググリップの正しい目安

左手でクラブを握り直立状態のまま左肩を目一杯落とすと、クラブと左手に角度がつくはずです(この時の左腕は力を入れず自然体で)。この左手の角度をグリップに生かしつつ、さらにやや被せ気味に握るとストロンググリップが完成します。

フィンガーで握る

グリップは、指の付け根あたりで握るフィンガーグリップが基本です。写真のように小指は付け根より気持ち手のひら側、人差し指は付け根よりも指側に添えます。このグリップの方が、クラブが加速しフェースターンもしやすく、スライスも抑制できます。

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