1. HOME
  2. 特集
  3. ラウンドで10打縮める! ゴルフギア選びの優先順位《 前編 》|パットを減らす“寄せギア”から決めていく
特集

ラウンドで10打縮める! ゴルフギア選びの優先順位《 前編 》|パットを減らす“寄せギア”から決めていく

特集

[ 優先度MAX ]スコアを10打縮めるギア選び
まず、ゴルフボールを一種類に絞る

ショートゲームを成功させスコアをグッと縮めるために最も大切なことが、プロのようにいつも同じ銘柄のゴルフボールを使うこと。
「競技ルールで決められているから」ではなくスコアをまとめるために、上手い人は例外なく“ワンボール”でゴルフをしているのだ。

「どれが飛ぶ?」の前に「どれが寄る?」を優先してゴルフボールを選んでみる。そして、一度決めたら1年間はそのモデルでプレーし続ける!という強い意志を持つ。ボールを統一し“使い慣れる”ことは、ショートゲームだけでなく全てのショットに一貫性をもたらす。

フルショットよりも
アプローチで
ボールの性能差が明確にわかる!

今すぐ、誰でも真似ができる「プロがやっている道具選び」、それが使用ボールを一銘柄に決めてプレーすることである。その狙いはもちろん、打球結果に一貫性を持たせるためである。上手く打てるか打てないかではなく、たとえミスした場合でも「同じようなミスなら同じような打球結果になる」ことが実際のラウンドではものすごく大切なのだ。

アマチュアゴルファーの中には「ゴルフボールなんて何を使っても同じ」という人が多いが、実際は左ページで紹介したように同じ条件で打ったとしてもその打球結果はゴルフボール毎に異なっている。

とくに細かい距離のコントロールが求められるショートゲーム領域で、その違いは顕著となる。同じように上手く打ったとしてもボールによって、①飛び出すスピード(初速)②打ち出し角度 ③バックスピンのバランスが異なるため、高さやキャリー、グリーンに落ちてから止まるまでの距離が驚くほど変わってしまうのだ。

また、各ボールは打った時のフィーリングも驚くほど違う。大きな音がするタイプ、硬く感じるタイプ、ソフト感が際立つタイプ、飛び出すスピードが遅いモデル、速いモデル。パターやアプローチで比較するとその違いがわかりやすいのだ。

どのボールが止まりやすいか?ではなく、どのボールなら「自分が」思った高さと距離、そして転がりになるのかを年に一回は確かめてみることをオススメしたい。そして、一度コレ!と決めたら少なくても1年間はそのボールだけでラウンドをする覚悟を決める。キャディバッグに他の銘柄のボールが入っていない状態を作ることで、アプローチ&パットの一貫性を大きく高めることができるのだ。

使い慣れることが何よりも大切なポイント!

※各データはブリヂストンスポーツ調べ(参考値)

NOTE:
アプローチスピンが多い方が“寄せやすい”かと言えばそうとは限らない。それは我々アマチュアゴルファーがPGAツアーのようなコースセッティングでプレーするわけではないからだ。ツアーで使用率の高いゴルフボールは、止めにくい環境でも狙った距離に止めるために開発されている。しかし、そのスピン性能が日本の一般営業コースで必要なのか? という疑問は当然持つべきだろう。上手く打った時に止まるボールではなく、いかに安定して同じようなキャリーとランになるのか? そこが見極めポイントである。

TOUR B X

(ブリヂストンスポーツ)
フルショット時のバックスピンが少なめで高弾道。タイガー・ウッズの要望でXSに近いフィーリングになっているが、打ち比べればやはり少し初速感があり手に残る打感もしっかりめ。

TOUR B XS

(ブリヂストンスポーツ)
バックスピンが多めでボールを止めたり、弾道を曲げたりしたい人向け。手に残るフィーリングはソフトというよりも重ため。よりゆっくりとボールを打ち出したい人向け。

TOUR B JGR

(ブリヂストンスポーツ)
大口径コアの採用でよりソフトに、低スピンで飛ばしていける設計。フルショットで飛ばす設計のためアプローチでのスピン性能はX、XSより少なめである。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。