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強弾道・操作性TOUR120×ツアースピンTOUR130×軽さと強さTOUR105 全ての長所が生きるモーダスの新基準がTOUR110

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アスリートの定番アイアンシャフトである『N・S・PRO MODUS3』シリーズに、5年ぶりとなる新作、『TOUR110』が登場する。
メーカーも公認する“MODUS3マニア”、私コヤマカズヒロが、旧知である日本シャフトの栗原一郎氏に話を聞く。
彼とは公式YouTube「日本シャフトチャンネル」でMODUS3愛を語り合った仲だ。

0シリーズの「TOUR110」には明確なターゲットプレーヤーがいるはずですよね?
──コヤマカズヒロ

「TOUR110」のターゲットは、過多なスピンを抑えたいアスリートプレーヤーです。

日本シャフト
栗原一郎
企画・マーケティングを担当。公式YouTubeチャンネルでもMCを担当するブランド伝道師「Mr.N.S.PRO」だ。

全く新たな剛性分布で生まれた
「TOUR110」

コヤマ スチールシャフトって、そんなに頻繁に新しいモデルは出ないじゃないですか。だから『TOUR110』が発売されると聞いて正直驚きました。すでに5機種がラインナップされている『N・S・PRO MODUS3』シリーズですが、なぜ新たなシャフトをリリースするのですか?

栗原 まず末尾に0がつく“0”シリーズは、他にはない独自性のある剛性分布を持つというのが特徴です。これまでの『TOUR120』や『TOUR130』でもツアーサービスの中で、選手たちからリクエストされた機能を新たに持たせています。

コヤマ つまり、新しい『TOUR 110』にも明確なターゲットがいるわけですね。それはどんなプレーヤーなんでしょう?

栗原 まず、スピン量が多すぎて、ボールが吹け上がるようなプレーヤーですね。弾道が高くなりすぎる傾向を抑制することを想定し、さらに曲がり幅が大きな傾向にも方向性をもたらすような機能も備えています。元々は風が強く地面の硬いヨーロッパツアーで、より弾道を抑えやすくボールコントロールの容易なシャフトが欲しいというリクエストから生まれたんですよ。

コヤマ これまでそういう傾向を持つプレーヤーは、シャフトを硬くして弾道を制御していたんですよね。硬めに番手ずらしして組んだり、『TOUR120』をXやTXフレックスにして使う人も多いです。

栗原 そうですよね。でもそれらは、本来のシャフト選びの観点からすると好ましくはない。スイングスピードに対して不必要に硬くなるとシャフトのしなりを活かせませんし、そもそも硬くするだけでは目的である“抑え”の利いた強弾道にならなかったりするんです。そのため、『TOUR120』や『TOUR130』ではカバーできない層にむけて開発する必要がありました。

コヤマ 独自の剛性分布を採用するのが“0”シリーズの特徴ですが、『TOUR110』にはどんな特徴がありますか?

栗原 手元寄りは『TOUR120』や『TOUR105』といった定番シャフトよりも軟らかく、先端の剛性も低くなっています。中間部を硬めにしていて、とくに中間よりやや先寄りに剛性を高めた、いわば硬い山のような箇所があるのが最大の特徴です。

コヤマ これまでのシャフトでは見たことがない剛性分布ですよね。しなり感はしっかり存在させながら、必要箇所の剛性を高めることで、ぶ厚いインパクトとスピンを抑えた強い弾道を生むわけですね。

栗原 『TOUR110』の剛性設計はアイアン用スチールシャフトとして全く新しいものです(特許申請中)。熱処理技術と独自の肉厚調整で大胆な設計・開発を行うことが出来る日本シャフトの強みが出せたシャフトになりました。

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