1. HOME
  2. 特集
  3. 平均飛距離はなんと…280ヤード 新時代のドラコン女王は16歳の女子高生!後藤あい【2】
特集

平均飛距離はなんと…280ヤード 新時代のドラコン女王は16歳の女子高生!後藤あい【2】

特集

飛ばしに有利なのは、
“重さ”ではなく
“スピード”です!

気になるのは“軽量ドライバー”が私たちアマチュアゴルファーにとって飛ばせる救世主になるのか・・・ 愚問。
石井雄二コーチは“軽さ”を活かさないのは、もったいないと断言する。

自分の体力以上に重いドライバーは、
自分が必要以上に頑張らなくてはいけない

ゴルフというスポーツは、道具を上手に使い、ボールを正確に飛ばすことがパフォーマンスの根底にある。だからこそクラブの進化に伴って、クラブの扱い方(スイング)も進化してきた変遷がある。
「ここ十数年でクラブ自体の運動量が飛躍的に上がったため、より道具に仕事をさせるスイングこそが、パフォーマンスに直結します」。

石井コーチがクラブの運動量と説明するのは、主に “反発”が強くなったことだと言う。インパクトで球離れが速くなったため、フェース面を手先で操作するのではなく、身体の回転運動を活かしスクエアにインパクトさせることがパフォーマンスに直結するのだ。
「道具の進化で、身体(ゴルフスイング)にはよりシンプルな動きが求められています。だからこそ自分の体力以上に重いクラブは、自分が頑張らなければならずロスに繋がりやすい。軽いクラブなら自分が頑張らなくても、クラブがスピードを上げてくれる。“軽さ”はボールに最大エネルギーを伝えられるスピードの源です」。

物理的に同じヘッドスピードならば、軽いより重い方がボールに伝わるエネルギーは大きい。ただ、軽さでヘッドスピードがアップできるなら、それ以上のエネルギーが発生するのも間違いない。
「現実、ツアープレーヤーたちのクラブは、どんどん軽量化している。そのほうがパフォーマンスに有利だからに他ありません」。

飛ぶ・飛ばないはもちろん大事だが、石井コーチは軽量クラブの最大メリットは、怪我防止に繋がることに尽きるという。
「長くゴルフを楽しむためには、身体へ負担をかけないことが大事。パフォーマンスも健康も、クラブの進化を最大活用することを私は推奨します」。

ドライバーが振り切れない自覚症状があるあなた、そのクラブは重すぎるかもしれませんよ。

後藤選手はクラブ・腕を身体の正面にキープし、上半身の回旋運動のスピードで飛ばしているという。圧倒的なスピードには“軽量ドライバー”が貢献している。

小学5年生の頃から、身体をフルに使ったスイングをしていました。このダイナミックなスイングを活かすためには、クラブで必要以上に負荷をかけたくないし、何より怪我をさせずアスリートとして健康に成長させたい。軽量ドライバーは、あいちゃんの成長にとってなくてはならない存在でした(石井コーチ)

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。