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アマチュアゴルファーが真剣に心がけるべきゴルフボール選びの本質【前編】

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02 アマチュアごルファーが優先するべきボール選びの要素

100切り、90切りを目指すプレーヤーへ・・・
その大きな曲がり幅はディスタンスボールで改善できる

“ボールのスピン性能”といえば、多くのゴルファーがショートゲームを思い浮かべることだろうが、ウェッジショットで発生するスピンの大小はロングショットでも同じ特性を持っていることを知っておきたい。

小松さん ディスタンスボールが、なぜ飛距離に優れているか・・・その秘密はドライバーショットにおいてスピンを抑えられる性能に特化されていることが飛ばしに有利な全ての理由です。
──つまりアマチュアゴルファーのドライバーショットはスピン量が多いと?
小松さん そのとおりです。ブリヂストンのボールフィッティングの統計では、90切り、100切りを目指すアベレージゴルファーの多くが3000回転を上回るスピン量で、飛距離ロスしている傾向にある結果があります。スピン過多なインパクト条件ではフェースが開けば、スピン軸が傾き、そのスピンの多さは曲がりの大きいスライスボール、OBの原因そのものにもなりかねません。

──スライサーには笑えない現実です。
小松さん スクエアなインパクト条件でテストした場合、ツアーボールとディスタンスボールでは最大で約600回転のスピン差があり、スピンが多いインパクト条件下ではその差はもっと顕著に現れてきます。

──ボールで曲がりが抑えられるなら、スコアメイクに有効に働きますね。
小松さん ボールにラインナップが必要なのは、ベストな“スピン性能”で、ゴルファー毎のプレーをサポートするため。とくにスライスに悩むアベレージゴルファーのプレーシーンにおいては、ドライバーショットの成功を重要視し、スピン量を減らせるディスタンスボールを選ぶことを推奨します。

ヘッドスピード42m/s
高スピン条件テスト

※ブリヂストンスポーツ提供データ

ドライバーの飛距離に有利な理想スピン量は
2000-2600回転

あなたのスピン量が多めか適正かは、持ち弾道でも判断できます。ご自分の持ちスピン量を補えるボールを選ぶことが大切です。

撮影=高橋淳司 
取材協力=ブリヂストンスポーツ、米原ゴルフ倶楽部

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