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BUZZ GOLF 2024年6月号 発行
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今、アイアンのリシャフトブームが起こっていて、そのブームを牽引しているのはフジクラだという。
なぜ、そのニーズを生み出しているのか、ゴルフ工房の巡回取材を敢行した。
アイアンの飛距離性能を担うベースはロフト角にある。この十数年の間で、ロフト角はストロング化し、番手毎の飛距離性能は確実にアップしている。ただロフト角が少なくなれば、ゴルファーにはボールを上げるスピードや技量が要求される。長く親しんだはずの定番スペックでボールが上がらない・・・そんな現象が、昨今巻き起こっているアイアンのリシャフトブームの原因である。
神戸市のワンクラフト・大宅康生さんは、「既存のスチールでボールが上がりきらない方からカーボンへのリシャフト相談がとても多い。新『MCI』は幅広い重量帯をラインアップして、あらゆるニーズに対応できるのが魅力です」と話す。
「MCI」といえば、今夏13年ぶりにリニューアルされたアイアンカーボンシャフトのいわば定番シャフトだ。新作はより高いスピン性能と滑らかな振り心地で、理想の高弾道に貢献する。亀岡市のアルバゴルフクラブ・石山雅基さんは、「弾道が低くてグリーンに止まらない方にも強く推奨しています」と、新「MCI」がカーボンリシャフトブームのど真ん中で活躍しているという。
最新アイアンの飛距離性能をフルに活かすためには、高打ち出しに貢献するシャフトの存在が絶対必要。アイアンショットの“高さ”が不安なら新「MCI」を打つ機会を作りたい。
新「MCI」のスペック詳細はwww.fujikurashaft.jp
アルバゴルフクラブ
京都府亀岡市篠町王子風呂の谷87
TEL0771-25-6886
学生時代から「アルバゴルフクラブ」のスクールに通っていたという石山さん。趣味のゴルフを仕事にするために、ロイヤルコレクションでツアー用の組み立てサポートや修理に従事してクラフト技術を学んだ。
「地元で学生時代からゆかりある『アルバゴルフクラブ』には、15年前のプロショップリニューアルの際に縁あって入社。クラブ好きなオーナーの元、工房機能と多様なパーツブランドを取り揃えて、あらゆるお客様のニーズにお応えします」。
2022年に創業30周年を迎え、“日本一面白い練習場を作る”、“アルバを京都のゴルフの聖地にする”という目標を掲げている。施設から溢れ出る活気が心地いい。
「関西初となるトラックマンレンジとして、無料で弾道計測システムを利用可能。実弾とデータを照らし合わせて納得の試打がいただけるのも、アルバゴルフクラブの魅力です」。
13年というロングセラーだった前作『MCI』は、若干ハリがあり、合う合わないの傾向がはっきりしていたが、新作はマイルドになって、ある意味それが解消されて盤石です。重量帯も広くカバーしているので幅広く推奨できるのも魅力。肘や関節など身体に痛みがある方にも、私は一択で推奨しています(石山さん)
アルバゴルフクラブでは、パーツアイアンブランドで人気の三浦技研、エポンゴルフと新「MCI」をマッチングさせるゴルファーが増殖中。クラブ通を唸らせる完璧なセッティングだ。
ワンクラフト
兵庫県神戸市西区池上4-13-8
TEL078-975-7790
「もともと人気練習場、神戸ウエストゴルフクラブ内にあった当店でしたが、より一人ひとりのお客様との丁寧なコミュニケーションの時間を大切にするために、独立店舗として2024年夏にリニューアルオープンしました」。
そう笑顔でもてなしてくれた店長の大宅さん。恩義ある神戸ウエストゴルフクラブ近くで営むゴルフ工房には、今日も大宅さんを頼りに関西全域から、ゴルファーの来訪が絶えない。
「自分自身が神戸でゴルフにハマり、そして道具にハマっていった。よくも悪くも道具がプレーに影響を及ぼすゴルフにおいて、一人でも多くのゴルファーにその大切さを知っていただいて、ベストなクラブを手にして欲しい。そんな思いで毎日を頑張っています」。
ゴルフ工房は敷居が高い、そんなハードルは未経験者には必ずあるはずだが・・・。“大宅さんの笑顔”にそんなハードルは存在しない。
昨今、カーボンシャフトへのリシャフトを検討される方が非常に多くなりました。マイルドな新「MCI」と、つかまり過ぎを抑える「トラヴィル」と、系統の違うアイアンカーボンシャフトを揃えるフジクラが、当店ではほぼ一強であることは間違いありません(大宅さん)
人気パーツブランド・ロッディオと新「MCI」をマッチングさせた販売が多いという。こだわりのヘッドにはベストパフォーマンスが出せるシャフトを選びたい。
撮影=高橋淳司
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