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ラウンドで10打縮める! ゴルフギア選びの優先順位《 前編 》|パットを減らす“寄せギア”から決めていく

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バンカー脱出の優先順位は、
高さよりも距離を出すこと!

バンカーからグリーンまでの
距離って意外にあるよね!?

ただ脱出すればいいのではなく、しっかりとピンまでの距離を打っていかなければバンカーショットが成功したとは言い難い。とくに近年は大きなワングリーンのコースが増え、ガードバンカーからピンが遠いことも珍しくない。バンカーから「出す」のではなく、しっかりとグリーンまでボールを「飛ばす」意識を持つことが大切だ。

一般的なガードバンカーなら
54˚でも楽勝にアゴをクリアできる

ガードバンカーにボールがつかまった時にどうしても「ボールを上げて脱出しなきゃ!」と思ってしまうのが、アマチュアゴルファーの常である。しかし、バンカーからボールが出ない最たる要因は、高さではなく飛距離が出ていないことにあると、フォーティーン池田さんは言う。

「もともとロフトが大きく高いボールが打ちやすいSWを手にしているのに、さらに高く上げようとしてしまうと、バンカー内でもやはりフェース上にボールを乗せ切れない状態となってしまいます。またインパクトロフトが付き過ぎてしまうとソールの抵抗も大きくなってしまうため、グリーンに運ぶだけのインパクトをボールに与えられなくなってしまうのです」(池田さん)

確かに、砂だけ飛んでボールはバンカー内にポトリということは日常的にあるし、バンカーからやっと出ただけでグリーンには届かずという場面も多い。

「そういう観点からも54°でしっかりとボールをとらえ、距離を出してあげることは有効だと思います」(池田さん)

ここでも“自分はどんなゴルフ場でプレーするのか?”という視点が非常に重要。スコットランドのポットバンカーのような特殊なバンカーではない限り、実は54°でもアゴをクリアするには十分なのだ。

近年、ロフト54°をラインアップするウェッジブランドが急増。バンカーで使いやすいソール形状のタイプも増えている。

取材・構成・文/高梨祥明
写真/田中宏幸
取材協力=米原ゴルフ俱楽部

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