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特集

フォーティーンの哲学 〈 アイアン編 〉|02

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フォーティーン=アイアン
の新たな価値観を切り拓いた2モデルのルーツ

Ⅰグッとくる絶対打感

NEW TB-5 FORGED

SPEC
●ヘッド素材:S20C(軟鉄鍛造)
●仕上げ:ニッケルクロムメッキ・サテン仕上げ

ロフト角
#5 23度
#6 26度
#7 30度
#8 34度
#9 38度
PW 42度

軟鉄鍛造という製法は
ターゲットプレーヤーに
ベストな性能を提供する
手段の一つに過ぎない

優れたアイアン=軟鉄鍛造という価値が、全てのゴルファーの指標であることは間違いない。そんなトレンドに向けたモデルが各メーカーから多くラインナップされるのは当然だが、フォーティーンの考え方は異なる。
「フォーティーンにとって軟鉄鍛造は人気の指標でなく、あらゆる製法の選択肢に過ぎない。ターゲットプレーヤーに対してベストな性能を追求する手段の一つに過ぎません」(中嶋氏)

軟鉄鍛造の採用メリットは良質な打感に尽きる。単一素材の軟鉄ヘッドから伝わるピュアな打感は、その感覚で技術を磨いてきたベテランゴルファーにとって大切な機能の一つである。
「『TB-5 FORGED』のターゲットプレーヤーは私。若い頃、プロを目指して頑張っていましたが、歳をとり仕事でそれなりのポストになってゴルフに打ち込む時間は著しく減少した。衰える体力や技術をカバーできる道具のやさしさ、そしてかつて培ってきた道具への感性を両立させてほしい、という私のわがままをフォーティーンが形にしてくれました」

2020年発売の「TB-5」は、中嶋さんと同じ境遇のベテランゴルファーが共感し、創業以来のベストヒットモデルになる。

FOURTEEN NANIA MEMO
やさしさの軟鉄鍛造アイアン進化の歴史

「TB-5」の原型と言えるアイアンが「TC-550フォージド」(2007年)。時代に先駆けてやさしさの軟鉄鍛造アイアンを形にしてきた。当時、あらゆる複合素材を組み合わせた“フォージドアイアン”が主流の時代に、“打感”の優位性を追求し、単一素材の軟鉄製法にこだわって機能を洗練させてきた1日の長がフォーティーンにはある。

変わってはいけない性能、
洗練されるべき性能──
フォーティーンの軟鉄鍛造、進化の答え。

「TB-5」は4年という月日、支持を受け続けたロングセラーモデルだ。後継モデルを企画する上でフォーティーンらしい決断が成される。
「多くのゴルファーに支持いただけた『TB︲5』は、ある意味ターゲットプレーヤーに向けて完成された性能を誇っていた、という答えは明確でした。新製品を企画する際に弾道を強くしたり、あるいはさらに高くしたりすると、求められる性能を不必要に阻害してしまうことになる。だから性能はあえて変えない決断をしました」

進化させるべきは感性の“洗練”だ。形状であったり、あるいはさらなる打感の向上であったり、明確に進化できる道筋はある。2024年11月に発売された「NEW TB-5 FORGED」はやさしさの軟鉄鍛造アイアンとしてさらなる完成度を極める。
「『TB-5』というアイアンは、やさしさの構造の代名詞がキャビティ構造であるという常識を覆したモデルでもあります。独自のバックフェース形状“シアターブレード”は狙った重心性能の実現とともに曲線美で鉄の強さや美しさを表現できる強みがあります」

クラブは美しくなければならない・・・。創業者が掲げたポリシーは守り続けられ、現代のゴルファーのハートを確実に捉えている。

ウェッジで培ったソール性能の進化

「TB-5」のユニバーサルソールは、あらゆるヘッドの入射角に対応し、ヘッドの抜けを提供できる「DJ」ウェッジで培った技術が搭載されている。

ターゲットプレーヤーを明確に捉えた重心設計

ボールの上がりやすさ、つかまりやすさ、扱いやすさなど全ての数値においてベテランアマチュアゴルファーに最適な性能を徹底維持させている。

狼の皮を被った羊

ほどよくシャープさを感じつつ、ストレート感をより意識できるセミグース形状。硬派な見た目に想像以上のやさしさが備わった、まさに狼の皮を被った羊のような機能が「TB-5」のトレードマーク。

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