ゴルフクラブを“握る”部分、グリップのフィーリングって凄く重要です。
そんな当たり前な大切さ・・・皆さんは正しくこだわっていますか。
唐突ですが、今すぐにご自分のエースドライバーを手にしてください。意識してほしいのは、その1本のドライバー(※全てのゴルフクラブ)が、大きく分けて3つのパーツで構成されているという至極真っ当な事実です。ボールを打つ「ヘッド」、ボールを正しく打つための「シャフト」、そして今連載で注目したいテーマである『グリップ』です。ヘッドとシャフトはクラブパーツの言わば花形。新作モデルが出る際は必ずそのパフォーマンスが、あーだこうだと脚光を浴びますが、そこに装着されているグリップまでに不思議と注目が至ることは…ないに等しい。グリップの存在はゴルファーにとって“当たり前”になり過ぎている何よりの証拠ですが、その“当たり前”な存在こそがクラブパフォーマンスの基盤を担っている、クラブとゴルファーを結ぶ唯一の接点だということを、忘れないでほしいのです。
さて今、ご愛用されているドライバーは、ベストな弾道で最大飛距離を得るためにゴルフショップ店頭で試打やフィッティングをして推奨スペックをご購入されているはずです。ヘッドタイプに最適なロフト角、最適なシャフトに振りやすいフレックスや長さ・・・さてグリップモデルはというと、多くの機会で自然にそこにあるものが自然に装着されている、という流れのはずです。ただそれでも大丈夫、クラブメーカーは最大パフォーマンスを発揮できるベストなグリップを選定して純正モデルとして採用しているからです。
例えば2022年の超ヒットモデル、テーラーメイド「ステルス」のグリップには「ラムキン」が採用され、多くのゴルファーの手に馴染みパフォーマンスの支えとなっています。「ランキン」は1925年創業。かつては世界で初めて皮革とゴムのハイブリッドグリップを製造した、もうすぐ創業100年を迎える技術革新の老舗メーカー。最新の専用モデルは2023年1月に発表になったばかりの新作「ステルスⅡ」にも採用されています。
あなたのドライバー(全てのゴルフクラブ)には、どんなグリップが採用されていますか?
LAMKIN GRIP
1925年創業の老舗グリップブランド。代表モデル「クロスライン」は多くのツアープレーヤーがこよなく愛し、数々の勝利に貢献してきた。昨今は多くのメーカーがOEMグリップとして「ラムキン」を採用。代表的なメーカーはテーラーメイド、ヤマハ、マジェスティ、PXG、ミズノ(グローバルモデル)など。お使いのゴルファーは今一度、そのグリップ力を意識して体感してほしい。
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